
太田信吾監督によるドキュメンタリー映画『沼影市民プール』が、2026年9月19日(土)より、十三の第七藝術劇場で公開される。
映画の舞台となるのは、埼玉県さいたま市にあった「沼影市民プール」。1971年、「海なき市にプールを」という市民の願いから誕生した。市民の憩いや出会い、健康を支える場として、52年間に約600万人が訪れた。
しかし2022年、市はプールを解体し、跡地に小中一貫校を建設する計画を発表。900通を超えるパブリックコメントや1万人以上の署名が寄せられたものの計画は進み、2024年に営業を終了した。
本作では、沼影市民プールの最後の49日間を追いながら、そこに集う市民の姿や長年にわたって刻まれてきた場所の記憶を映し出す。
プールを愛していた地域住民が、この喪失をどう受容するのかというケアのプロセスを、精神科医エリザベス・キューブラー=ロスが提唱した「死の受容の5段階(否認・怒り・取引・抑うつ・受容)」をモチーフに描いているのが特徴的だ。ドキュメンタリーに一部にフィクションパートも交えながら、都市開発のなかで置き去りにされがちな住民の喪失感と、そのケアのあり方を問いかける。
監督の太田信吾は長野県出身。友人の自死と向き合った初長編ドキュメンタリー映画『わたしたちに許された特別な時間の終わり』(2013年)が、山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映され、国内外で注目を集めた。2014年には、大阪市西成区・釜ヶ崎で長編劇映画『解放区』を撮影。自ら主人公を演じ、再開発によって変わりゆく街と、そこに漂着する若者の姿を、ドキュメンタリーとフィクションを横断する手法で描いた。2019年に「ハイドロブラスト」を設立し、映画と舞台の双方で活動を続けている。
音楽は、維新派の舞台音楽監督を長年務めた音楽家・内橋和久が手がける。
『沼影市民プール』
(2025年/日本/80分)上映日程:2026年9月19日(土)〜
会場:第七藝術劇場
上映時間:
9月19日(土)12:15
9月20日(日)〜25日(金)11:50
9月26日(土)〜10月2日(金)時間調整中料金:一般1,900円、シニア1,300円、専門・大学生1,000円、中学生・高校生1,000円、小学生以下700円、会員1,100円 その他割引あり
舞台挨拶
日時:9月19日(土)12:15の回上映後
登壇:太田信吾監督問合:06-6302-2073
大阪市淀川区十三本町1-7-27
サンポードシティ6F



