谷町六丁目にあるギャラリー、+1artでは、途上国の女子教育を支援するチャリティ展を毎年末に開催している。美術と異分野を組み合わせたシリーズ企画で、今年は「見えない世界」をテーマに、さまざまなジャンルで活躍する53人の作家が参加して開催。作品はすべてオークション形式で販売し、売上額の10%を途上国の女子教育を支援するマララ基金に寄付する。
今年はCOVID-19の流行で、目に見えないウイルスの存在がクローズアップされたが、史上最悪の難民問題や教育を受けられない子どもたちの存在など、無関心によって見えない問題もある。また音も見えないがヒトの行動を左右する重要な要素だ。
本展では、155x155x60mmの規定の木箱の中に、参加作家がそれぞれの視点から「見えない世界」を表現する。
会期中には、工学部出身で生態進化、数理モデルによる感染症の研究者である伊東啓のライブトークをオンラインで開催。病原体の側から見た感染症対策などウィズコロナ時代の賢い生存戦略について聞く。
チャリティ・オークション「見えない世界 invisible world」
会期:2020年11月25日(水)〜12月12日(土)
会場:+1art
時間:12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
休廊:日・月・火曜日
参加作家:
あまのしげ、池田啓子、池田 慎、石橋志郎、和泉希洋志、井上明彦、今井祝雄、浮川秀信、大城国夫、大橋麻里子、加藤悦郎、川崎ヒロ子、菊池和晃、日下部一司、葛本康彰、倉貫 徹、監物紗羅、佐古 馨、笹岡 敬、佐藤雄飛、澤あも愛紅、柴田龍平、新宅加奈子、角谷恭子、髙畑紗依、田口伸子、竹村延和、田中広幸、谷内春子、多羅信綱、辻 寿見、中澤ふくみ、中島 麦、中村公美、ニシジマ・アツシ、西野彩花、野村由香、林 葵衣、林 宜子、藤本由紀夫、冬耳、ベリーマキコ、前田あかね、ミコワイ・ポリンスキ、宮岡俊夫、村井啓哲、元木昭治、森 萌衣、森本紀久子、山下裕美子、山本直樹、山本雄教、吉浦嘉玲
関連イベント
オンライントーク「ヒトは感染症と共にどう生きていくか」
日時:11月28日(土)19:30~
出演:伊東 啓(長崎大学熱帯医学研究所 助教)
*詳細は+1artのWebサイト参照
大阪市中央区谷町6-4-40