詩人・西尾勝彦の詩と、2021年3月に刊行された詩集『ふたりはひとり』(七月堂)の装画を手がけた画家・小川万莉子の原画の展示が、緑地公園のblackbird booksにて開催される。
西尾勝彦は1972年京都生まれ。現在は奈良在住。
『ふたりはひとり』は、オリジナルの詩集としてはおよそ4年ぶりとなる、西尾の新境地と言っていい作品。ふたりが会話を交わしながら山道を行く長い散歩のような一篇の詩で、その言葉は宙を舞い、初めから終わりまで白昼夢の中にいるようで、けれど確かな湿り気と温もりを帯びている。
装画を描いた小川万莉子は1987年生まれ、京都造形芸術大学大学院修了。現在は東京を拠点に活動している。今回は、『ふたりはひとり』の装画2点と描き下ろしの絵を展示。西尾の詩に流れている「夢とうつつのあわい」の空気が表現されている。
なお、本展に合わせ、2019年6月にblackbird booksで開催された西尾の朗読会で発表された詩「場末にて」と詩のかけら4篇(書き下ろし)を封筒に収めた小さな詩集「やすらぎの蔭」を販売予定。
会期:2021年7月7日(水)〜
25日(日)※8月1日(日)まで会期延長会場:blackbird books
時間:10:00〜19:00
定休日:月曜・第3火曜
問合:06-7173-9286 info@blackbirdbooks.jp
豊中市寺内2-12-1 緑地ハッピーハイツ1F