1950〜1960年代にフランスで起こった映画の新潮流「ヌーヴェルヴァーグ」の立役者のひとりである、エリック・ロメール監督の特集上映「六つの教訓話」が、2021年7月9日(金)よりテアトル梅田にて開催している。
「六つの教訓話」は、ふたりの魅力的な女性の間で翻弄されながら、運命の愛を求め、ひとりよがりの夢想と葛藤に思い悩む男たちの可笑しさを描いたシリーズ作。たとえば、第1作となる『モンソーのパン屋の女の子』では、恋をした女性と疎遠になった男子学生が、パン屋で働く女性と近づいていく模様を描く。また、最終作となる『愛の昼下がり』では、妊娠中の妻と娘のいる既婚男性が、元恋人と再会し揺れ動くさまが映し出される。
本特集では、クロード・シャブロルがプロデューサーを務めたロメールの初長編作『獅子座』のほか、20歳のゴダールが主演を担い製作にも協力した『紹介、またはシャルロットとステーキ』などの短編6作品も同時上映。滑稽さが物語る人間味とその美しさを目の当たりにしたい。
日時:2021年7月9日(金)〜22日(木)
会場:テアトル梅田
問合:06-6359-1080
※上映作品やスケジュールの詳細はテアトル梅田Webサイトを参照
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