大阪在住のシンガーソングライター・豊田道倫による新作短編小説集『午前三時のサーチライト』が、2024年12月にケンエレブックスから刊行される。
豊田道倫はパラダイス・ガラージ、豊田道倫&His Band!などの活動で知られるミュージシャンで、2020年に25年住んだ東京を離れ大阪に移り住んだ。本書は転居やコロナ禍によって様変わりした生活を経て生まれた20篇の短編小説集だ。
東京からの転居、コロナ禍での先行きの見えない日々。寂寥感と欲望。
生活とイリュージョンの往還からうまれた20篇の物語。
消えた女、死んでしまった友人、家族、行きずりの出会いと別れ。生活をとりまく些細な出来事から湧き上がるエモーション。
(中略)感傷的な現実と幻想のあわいを溶かすような文体でつづられる待望の短編小説集。(ケンエレブックスWebサイトより引用)
2011年の『東京で何してる?』以降、待望の小説集となる今作では、作家・豊田道倫としての現在地を感じられるだろう。
なお、12月20日(金)には難波ベアーズで、豊田道倫 & New Session(みのようへい、vene、Kahn Brown、元山ツトム、江崎将史)として、山本精一 & 水平トリオ(西滝太、senoo ricky)とともにライブが開催される。本書とあわせて、精力的な音楽活動にも注目したい。
著者:豊田道倫
発売日:2024年12月20日(金)※予定
価格:1,980円(税込/本体1,800円)
発行:ケンエレブックス
仕様:四六変形判/192mm×114mm/224ページ
目次赤い腕時計の女
タール一ミリのメンソール
再会
眠剤入りラーメンを食べながら
春寒の夜に想うこと
スラム街の悲しい目をした犬
寝物語
四文屋にて
二〇二二年十月三十日の夜
開かずのドア
神経精神科三階‐22
多景湯にて
光明の街
無題
帰還
岸さん
雨宮さんのこと
この駅にて
モーニング・セットの後
愛がなくなった街で
関連情報
ライブ
山本精一&水平トリオ
豊田道倫&New Session日時:2024年12月20日(金)18:30開場、19:00開演
会場:難波ベアーズ
出演:豊田道倫&New Session(みのようへい、vene、Kahn Brown、元山ツトム、江崎将史)/山本精一&水平トリオ(西滝太、senoo ricky)
料金:3,500円
※予約はこちらから
問合:info@namba-bears.main.jp / nambabears@gmail.com(難波ベアーズ)