東大阪市民美術センター内の3つの展示室、茶室、特別室など複数の会場にて、関西を拠点に活動する映像作家・水野勝規の個展「SCENERY」が開催される。同センターでは初めての映像展となる。

水野は1982年三重県生まれ。2008年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻造形構想修了。おもな展覧会に「水の情景－モネ、大観から現代まで－」（2007年、横浜美術館）、「愛知県美術館テーマ展| 水野勝規 light scape」（2011年、愛知県美術館）など。2020年に公募が行われた茨木市主催「茨木映像芸術祭」では準グランプリを受賞した。

本展では、作家が市内を散策する中で見えてきた東大阪の情景が組み入れられた新作を発表。なにげない風景の中にある、意識しないと見過ごしてしまう事象を丁寧にすくい取る水野の作品を通じて、「日常」の風景を捉え直す。