京町堀のchignitta spaceにて、奈良在住の画家・池口友理の個展「2021年スーパーの旅」が開催。
池口は京都工芸繊維大学でデザインを学び、国立パリ建築大学ラヴィレット校に1年間留学。自分で自分の絵を異なる媒体にリプロダクション(再生産)する手法で作品を制作している。2009年には第13回文化庁メディア芸術祭アート部門 審査委員会推薦作品に選ばれた。
外出制限された暮らしの中で、池口は毎日のスーパー通いに喜びを見出した。スーパーに並ぶカラフルな商品をコミカルに紙に描き切り刻み、さらにその自作の絵を1片ずつ木片に再表現する複雑かつ独自の手法で生み出された作品群と、本個展で初めてチャレンジした静物画を展示する。
個展に寄せて by 池口友理
2020年、コロナウィルスで生活に変化がありました。外出は制限されました。毎日スーパーに行くことが楽しみになりました。商品がたくさん並んでいて、カラフルで刺激的な視覚体験です。それはもう宇宙です。以前は山に登ったり、都会に行ったりするこが、私にとっての旅でしたが、今はスーパーに行くことが旅です。スーパーの旅をインプットして、私は絵をアウトプットします。
池口友理 個展 「2021年スーパーの旅 A Supermarket Odyssey」
会期:2021年9月23日(木・祝)〜10月3日(日)
※作家在廊予定: 9月23日(木・祝)、25日(土)、26日(日)、10月2日(土)、3日(日)会場:chignitta space(チグニッタ・スペース)
時間:12:00〜19:00
定休:月曜日
料金:入場無料(予約不要)
ギャラリートーク 作家による作品解説
9月25日(土)15:00頃からスタート
大阪市西区京町堀 1-13-21
(1階奥 VADE MECVM.Showroom #2)