心斎橋の写真専門ギャラリー「ソラリス」にて、尾仲浩二の写真展「馬とサボテン Horse & Cactus」が開催される。
尾仲は国内外を旅しながら、いずれも観光名所の旅ではない、その土地のさりげない姿を約30年にわたって撮り続け発表している。
同ギャラリーでは5度目の展覧会となる本展は、2021年に発表した写真集「馬とサボテン Horse& Cactus」から展示構成。2007年に2週間にわたって旅したメキシコで、パノラマカメラを手に汽車や船、馬にも乗った旅の記録を披露する。
なお、国内の旅で撮影した尾仲の最新作の展示「Have a Break」が、同時期に豊中のギャラリー176にて開催される。
尾仲浩二 略歴
1960年福岡県生まれ。82年東京写真専門学校を卒業後、森山大道ら写真家たちによる自主運営ギャラリー「CAMP」などの活動を経て、88年にギャラリー「街道」を開設。20代から日本各地を旅し自主ギャラリーを中心に活動を続ける。「街道」閉鎖までの4年間発表し続けたシリーズ『背高あわだち草』を92年にまとめた同名写真集で高い評価を得る。
99年にカラープリントの現像機を暗室に入れて以降はネガカラーでの撮影になり、2001年東京をとらえた写真集『TOKYO CANDY BOX』を刊行。続く『hysteric five』では、これまでモノクロで捉えてきた地方の風景をカラーで写しだし、カラーの独特の色合いのなかに、今ある時間と記憶が織り成す不思議な空気感を醸し出している。
近年は写真集の編集・出版も手掛け、海外での発表や活動も数多い。写真集に「背高あわだち草」「Tokyo Candy Box」「slow boat」「フランスの犬」「Matatabi」「海町」「LUCKY CAT」「SHORT TRIP AGAIN」「夏を集めて」など。
尾仲浩二 写真展「馬とサボテン Horse & Cactus」
会期:2021年9月28日(火)〜10月3日(日)
会場:ギャラリー・ソラリス
時間:11:00~19:00
問合:06-6251-8108 hello@solaris-g.com
尾仲浩二トークイベント「秘密の暗室トーク」
暗室で自身のプリントを制作し発表する尾仲さんの、暗室の様子を写真で紹介しながらそのプリントの秘密に迫ります。
会場で直接参加、またはZoom配信での視聴となります。
日時:10月2日(土)19:30〜
料金:1,000円
詳細 https://solaris-g.com/portfolio_page/210928/#event
大阪市中央区南船場3-2-6
大阪農林会館B1F