国立国際美術館では、これまでの実績を継承しながら、メディアに立脚した「美術と映像」の変遷を探り、現代の状況の解明を試みる取り組みとして、2011年から「中之島映像劇場」を展開している。
18回目は、2日間にわたってパーソナル・ドキュメンタリーを特集上映。プライベートな領域にカメラを向け、連綿と受け継がれる生命の営み、その生成・消滅のプロセスを見つめた映像作家の試みに焦点を合わせる。
成田空港建設反対闘争の現場を撮影した小川プロダクションで助監督をつとめた、福田克彦の代表作《草取り草紙》、癌になった母親との生活を記録した、加藤治代の《チーズとうじ虫》ほか6作品を上映予定。
第18回中之島映像劇場「生存の技法―パーソナル・ドキュメンタリーの光―」
会期:2019年11月9日(土)〜10日(日)
会場:国立国際美術館
料金:入場無料(全席自由)
問合:国立国際美術館
06-6447-4680
※先着130名・各プログラム入れ替え制
※各日10:00から当日の各プログラムの整理券を配布(1名様につき1枚)
プログラム
11月9日(土)
13:00~ Aプログラム:福田克彦 《草取り草紙》(1985年)
15:00~ Bプログラム:福田克彦 《逝けなかった魂》(1980年)、《土の行進-三里塚一四年 青年たちはいま-》(1980年)、《ヒーロー伝説 ザ・カオル》(1986年)
11月10日(日)
12:30~ Cプログラム:石井秀人 《家、回帰》(1984年)、《風わたり》(1991年)、《光》(1999年)
14:50~ D プログラム:加藤治代 《チーズとうじ虫》(2004年)
大阪市北区中之島4-2-55