「音」をテーマに、現代アートシーンで活躍するアーティストを紹介するギャラリー、+ 1 art。毎年末に、途上国の女子教育を支援する目的でチャリティー展を開催している。
単なるチャリティー企画ではなく、美術と異分野を組み合わせたテーマを設定しているのがユニークだが、今年は生物学の観点からの「アリとヒトの社会」に注目。アリの社会には、働かない働きアリが一定数存在するという事実は、近年マスメディアなどで取り上げられているが、そのほかにも分業や協調行動、居候やだまし合いなど、興味深い暮らしぶりが見られるという。会期中にはアリの社会構造とその進化が専門の土畑重人を招き、トークイベントを開催する。
オークションには、藤本由紀夫、今井祝雄、笹岡敬、中島麦など、平面・立体・インスタレーション・サウンドアートほかさまざまなジャンルで活躍する50人の作家が出品。小さな星の上で多種多様な社会を営む「わたしたち」をテーマに、小さい規定の箱のなかに表現される作品は、オークション形式で販売、売上額の10%を途上国の女子教育を支援するマララ基金に寄付する。
最終日には、来場者による最終入札と、音楽家・米子匡司による音のパフォーマンスも。
チャリティ・オークション「小さいわたしたち Who are we ?」
会期:2019年11月27日(水)〜12月14日(土)
会場:+ 1 art
時間:11:00〜19:00(最終日は〜17:00)
休廊日:日・月・火曜日
料金:入場無料
問合:050-3402-6279
トークイベント
日時:12月8日(日)15:00〜
会場:桃園会館
講師:土畑重人(京都大学大学院農学研究科助教、進化生態学者)
料金:500円(1ドリンク付)
公開オークション&音楽会
日時:12月14日(土)15:00〜
会場:+ 1 art
出演:米子匡司
料金:無料
大阪市中央区谷町6-4-40