ブルームギャラリーは、写真家 新山清の生誕110年を記念し、2つの展覧会を開催します。愛媛県出身の新山清(1911-1969)は、戦前から戦後にかけて活動した写真家で、風景から人物まで、様々な作品を数多く残しました。作風は多岐にわたり、彼の特徴でもある造形美は、主観主義写真(Subjektive Fotographie)を提唱したドイツ人写真家のオットー・シュタイナートによって広く世界に知らしめられ、国内外で評価されています。
「Kiyoshi Niiyama’s Eye」と題した本展では、4月と5月に会期を分け、2つの軸から新山清の表現に迫ります。4月6日より始まる前半の展示では、新山清が活動した時代の日常を捉えた作品群を展示します。3つの愛機で撮影した被写体からは、新山清のまなざしがうつりこみ、また、戦前から戦後へと移りゆく時代の変化が日常の何気ないシーンやファッションから垣間見ることができます。会場では、作品の他、当時の掲載誌やカメラ、貴重な資料などもご紹介します。後半の5月11日より始まる展示では、昨今国内外で評価が高まる「主観主義写真(Subjektive Fotographie)」を中心とした作品を展示します。
2つの展覧会を通して、新山清のまなざしをぜひともご覧ください。アーティストプロフィール
新山 清(にいやま きよし)
1911年愛媛県生まれ。東京電気専門学校卒業。1935年に理化学研究所に入社。パーレットカメラの同人会のメンバーとして写真家活動を開始し、作品を多くのサロンや国際的写真雑誌に発表。ロンドン・パリ・サロンで数点が入選、雑誌アメリカン・ポピュラーフォトグラフィー、フォトモンドのコンテストに入選。その後、全日本写真連盟や東京写真研究会での活動を通して日本のアマチュア写真家育成に携わる。1957年に旭光学に入社し、東京サービスセンター所長に就任。1969年5月逝去。(Webサイトより)
生誕110年記念 新山清 写真展
Kiyoshi Niiyama’s Eye #01
会期:2022年4月6日(水)〜23日(土)Kiyoshi Niiyama’s Eye #02
会期:2022年5月11日(水)〜28日(土)会場:ブルームギャラリー
時間:13:00〜19:00
休廊:日〜火曜日
問合:06-6829-6937
大阪市淀川区新北野1-11-23
ハイム北野B103