モリムラ@ミュージアムでは、昨今の国際情勢なども考慮に入れながら、「華氏451の芸術・再考」というタイトルの企画展を5月3日から開催することにいたしました。
「華氏451の芸術」とは、私(モリムラ)が芸術監督を務めた第五回ヨコハマトリエンナーレ(2014)のメインタイトルです。
このタイトルは、レイ・ブラッドベリのSF小説「華氏451度」(「本」を読むことを禁じられた近未来社会の悲劇を描くディストピア小説)から想を得て付けられました。
検閲や弾圧によって抹殺された存在はいうに及ばず、忘れられた記憶や隠された事象などという「忘却世界」に向けるまなざしの力こそ、芸術にとって大切な能力なのではないか。そのように捉え、ヨコトリ2014の全体構想を描いたのを、今でも鮮明に思い出しています。
あれから8年後の2022年のいま、もう一度同じテーマと向きあってみたいと考えて、今回の企画に至りました。(主催者より)
会期:2022年5月3日(火・祝)〜8月21日(日)*金・土・日・祝のみ開館
会場:モリムラ@ミュージアム(M@M)
時間:12:00〜18:00
休館:月〜木曜
料金:一般・大学生 600円、高校生・中学生 200円、小学生以下 無料
問合:06-7220-6985(開館中のみ受付)
大阪市住之江区北加賀屋5-5-36 2F