奈良県東吉野村に移住し私設図書館を運営している夫婦の4年間の軌跡をたどる『彼岸の図書館――ぼくたちの「移住」のかたち』夕書房(2019年)。この本の著者、青木真兵・海青子夫妻とデザイナー・坂本大祐によるトークイベント「村で未来を語り続ける」が、肥後橋のCalo Bookshop & Cafeにて開かれる。
東吉野村は鉄道の最寄り駅まで車で30分かかる山間の村で、人口わずか1,700人の過疎化が進む地域だが、2006年にこの地に移住した坂本がコワーキングスペース「OFFICE CAMP」を開設して以降、クリエイターを中心に移住者が増えているという。
彼の影響を受けて移住した青木夫妻は、自宅の居間に自らの蔵書を開架する「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を開設。歴史や文学、思想、サブカルチャーといった人文系の本を中心とした図書館、パブリック・スペース、研究センターなどを内包する、人文知の拠点として、都市部からも人を惹きつけるような活動を展開している。
ともに東吉野村に移り住み活動する3人が、村の未来を通じて、これからの社会、生き方などを語る。
『彼岸の図書館–ぼくたちの「移住」のかたち』刊行記念トーク
日時:2019年12月5日(木)19:30~21:00
会場:Calo Bookshop & Cafe
料金:1500円(1ドリンク付)
定員:25名
申込・問合:info@calobookshop.com
Calo Bookshop & Cafe
大阪市西区江戸堀1-8-24 若狭ビル5階