主に、記憶を元にした動物の頭部や、樹脂の毛並みで倒木や建物等を覆う作品を作っています。それは記憶が苔や植物のように少しずつ侵食して行くイメージです。作品は単なる物質で、生きている訳では無く死ぬ事もない存在ですが、心や魂、生と死を内包し、記憶の蓄積、静かな時間の流れを感じる作品を作りたいと考えています。
頭部の表現方法も少しずつ変化し、より抽象的な表現の作品へと変化していますが、表現しようとしている根源は共通しています。異質な存在を感じる作品を作りたい、それが作品を作る上でとても重要な要素となっています。
(東影 智裕)
–
東影 智裕 Tomohiro Higahikage
1978年兵庫県高砂市生まれ。
2016年「第27回五島記念文化賞」美術新人賞、2020年「兵庫県芸術奨励賞」等受賞。
五島記念文化財団の助成を受け2017年から1年間ポーランドのクラクフに滞在。パブリックコレクション
Museum of Contemporary Art in Krakow (ポーランド)
Manggha Museum of Japanese Art and Technology (ポーランド)
兵庫県立美術館(Webサイトより)
東影 智裕 展 – Tohmohiro Higashikage Exhibition-
会期:2022年7月9日(土)〜24日(日)
*作家在廊予定:7月9日、10日、16日、23日、24日会場:GULIGULI gallery
時間:12:00~18:00
定休:火・水曜日
問合:072-734-7603 info@guliguli.jp
池田市鉢塚2-10-11
あわせて読みたい記事Editor’s Selects