常に権力と闘い、様々な問題作を発表し、社会を挑発し続けた大島渚 (1932-2013)。 現代日本を代表するとともに世界映画史に大きな足跡を残した稀有な映画監督。 人間、性、貧困、歴史、社会、変革などを主題に、またタブーとされる表現にも果敢に挑みながらも、その高い芸術性で世界中から高い評価を受けてきた。社会に対する怒りを作品にぶつけた『青春残酷物語』 (60年) で、一躍“松竹ヌーヴェル・ヴァーグ”の旗手と目され、60年安保闘争の時代、新旧安保世代のデイスカッションドラマ 『日本の夜と霧』 (同年)を撮るも、公開4日目で上映中止となる。以後、松竹を離れ創造社を設立、悪戦苦闘しつつも、『白昼の通り魔』 (66年)、『絞死刑』 (68年) など社会的テーマを実験的な手法で表現する作品を次々と製作。『少年』(69年)はその社会的テーマを追求しつつ、心情溢れる大島の叙情性を表出した傑作だった。『愛のコリーダ』(76年)以後は、活躍の場を世界に広げ、国境を越えた映画製作の道を切り拓いた功績は計り知れない。2022年、大島渚監督生誕90年を機に、デビュー作『愛と希望の街』(59年)から遺作『御法度』(99年)まで、大島渚の全貌を一挙上映する!!
(Webサイトより)
期間:2022年7月23日(土)~8月26日(金)
会場:シネ・ヌーヴォ
上映作品:愛と希望の街、青春残酷物語、太陽の墓場、日本の夜と霧、飼育、天草四郎時貞、悦楽、ユンポギの日記(KYOTO, MY MOTHER’S PLACEと2本立て上映)、白昼の通り魔、忍者武芸帳、日本春歌考、無理心中 日本の夏、絞死刑、帰って来たヨッパライ、新宿泥棒日記、少年、東京哉争戦後秘話 映画で遺書を残して死んだ男の物語、儀式、夏の妹、愛のコリーダ、愛の亡霊、戦場のメリークリスマス、御法度、連続活劇 『アジアの曙』全13話
料金:一般1,500円、シニア1,200円、会員・学生1,100円
一般3回券3,900円、シニア3回券3,300円、会員3回券3,000円
※連続活劇 『アジアの曙』は一般1,000円、シニア900円、学生・会員800円問合:06-6582-1416(シネ・ヌーヴォ)
関連イベント
トークショー
日時:7月23日(土)14:10『太陽の墓場』上映後
ゲスト:樋口尚文(映画評論家)日時:7月30日(土)15:40『ユンボギの日記』上映後
ゲスト:大島新(ドキュメンタリー監督)日時:8月6日(土)13:50『日本春歌考』上映後
ゲスト:上野昻志(映画評論家・批評家)大島渚賞受賞監督対談
日時:8月11日(木・祝)15:50『少年』上映後
ゲスト:小田香、藤元明緒
大阪市西区九条1-20-24