高校生が、関西で活躍中の演出家や俳優、制作に関わる舞台芸術関係者とともに「お金」と「ライフプラン」をテーマに語り合うイベントが、2022年8月に大阪市立芸術創造館、伊丹市立演劇ホール、THEATRE E9 KYOTO、オンライン（Zoom）を会場に開催される。

講師は、劇団の演劇制作に携わる前田瑠佳（元大阪アーツカウンシルアーツマネージャー）、俳優の三田村啓示（元大阪アーツカウンシルアーツマネージャー）、岸本昌也、演出家の和田ながらといった、舞台芸術のさまざまなフィールドで活躍する多彩な顔触れ。ファシリテーターは、高校の演劇科での指導経験も持つ研究者の岡田蕗子、垣沼絢子が担い、彼らと高校生とのディスカッションをサポートする。

本企画では、はじめに、下記のような疑問に対して、舞台芸術関係者による講義（30分）が行われる。

・舞台芸術の仕事をすると、どんな生活なの？
・9～17時で働ける？
・性別の差は影響する？
・2022年の関西では、舞台芸術のどんな仕事をすると、いくら稼げるの？
・兼業って？

その後、講義をもとに「もしあなたが演出家や俳優、スタッフとして舞台芸術に関わることになるなら、どんなプランで生きたいか？」「もしあなたが舞台芸術をお仕事にするなら、どうやってお金を稼ぎ、続けていくか？」といった自分だけのプラン表をつくり、最後に参加者全員でのディスカッションが行われる予定（プラン表作成時間とあわせて合計60分）。普段なかなか触れ合うことのない舞台芸術関係者から、実際の経験に即した生の声を聞けるまたとないチャンスだ。