ドイツ・デュッセルドルフのプロジェクト「PLUS」は、「A Project for an Aging World 高齢化社会のためのプロジェクト」の日本との交換プログラムを、茨木市内各所にて開催する。
「PLUS」は、デュッセルドルフに拠点を置くNPO「TAIFUN Project e.V.」が主催するアートプロジェクト。TAIFUN Projectは、アートを通じてさまざまなテーマや社会問題に新しい文化的意味を生み出す活動を行っている。
2021年8月に開始した今回のプロジェクト「PLUS」では、世界的にも目立って高齢化が進む日独のアーティストや研究者が交流しながら「高齢化社会」「老い」について考え、「老い(年をとること)って何だろう?」「私たちはどんなふうに年を重ねられるだろうか?」「高齢化社会にはどんな未来がありうるだろうか?」といった問いを投げかけるものだ。
デュッセルドルフでのプロジェクトには、茨木市在住の美術作家・稲垣元則が参加、2021年8月から約2か月間の滞在制作を行った。その縁で、日本での交換プログラム開催地に茨木市が選ばれ、2022年7月25日から8月4日にかけて、ドイツから来日したアーティスト達が茨木市内各所で地域住民と交流しながらフィールドリサーチやワークショップを行っている。
8月5日〜7日の3日間には、2週間のリサーチ・滞在制作をもとに、日独のアーティストが展覧会、屋外パフォーマンス、シンポジウムを展開する。展示会場の1つは、阪急茨木市駅直結の古いビル内にある、元銀行の金庫室跡。普段使われない場所を使用した展示も見どころだ。
PLUS A Project for an Aging World 高齢化社会のためのプロジェクト
《展覧会》
Socio1 BANK ゾーン(茨木市永代町5)
日時:8月5日(金)~7日(日)13:00~19:00
アーティスト:稲垣元則、Jan Grashof、Juergen Staack、可世木祐子・辻井美穂・瀬原加奈子Socio1 SHOP ゾーン(茨木市永代町5)
日時:8月5日(金)~7日(日)13:00~19:00
アーティスト:門倉未来、Klaus Boegel本町センター(茨木市元町8-8)
日時:8月5日(金)~7日(日)13:00~19:00
アーティスト:Jan GrashofGLAN FABRIQUE la galerie(茨木市駅前1-8-28)
日時:8月5日(金)~7日(日)12:00~18:00
アーティスト:Juergen Staack、Lorenzo Pompa《シンポジウム 老いること・社会・アート》
日時:8月6日(土)13:00~18:10
会場:茨木市立男女共生センターローズWAM 地下2階ワムホール(茨木市元町4-7)
登壇者:Lico Fang、Jan Grashof、Silke van Dyk、島田信吾、岩渕亜希子《パフォーマンス》
KOTOHOGI 音頭|参加型パフォーマンス
日時:8月6日(土)18:30~20:00
会場:IBALAB@広場(茨木市駅前4-7-50)
アーティスト:可世木祐子、瀬原加奈子、辻井美穂、露原雄二日時:8月7日(日)18:00~18:20
会場:GLAN FABRIQUE 外庭(茨木市駅前1-8-28)
アーティスト:Klaus Boegel料金:入場無料 *すべて申込不要