芸術や芸能と呼ばれる、ある種“役に立たない”とされるものが、端に追いやられてしまう場面が最近よく見かけられます。実際的な利益や数値で文化を測るなんてナンセンスとスルーするだけでなく、そんな事態になっている現在において、私たちが生きるインフラとしての“芸術文化”をもう一度タフに考え、議論することは、これまで芸術文化によって何かしら影響を受け、いろんなかたちで救われた者として積極的にやっていきたいことです。さて、2012年から発行してきたおおさか創造千島財団のフリーペーパー『paperC』が、紙からWebへと移行しました。イベント・展示情報から地域の文化を担う店舗・スポット、活動するつくり手やアーティスト、研究者などなど、大阪の状況を紹介していくWebメディアとして、これからも活動していきます。大阪の芸術文化のいまを考える特集コンテンツもじっくり仕込み中。お楽しみに。
Event
2019.12.14
#ART#EXHIBITION#TALK#WORKSHOP#東大阪#枚方

参加者と作家が“つくること”でつながる「アトリエ美術館」。
インスタレーション作家・小出麻代を迎えて開催

参加者と作家が“つくること”でつながる「アトリエ美術館」。インスタレーション作家・小出麻代を迎えて開催
撮影:松見拓也

現代美術作家によるワークショップを主とし、作家と参加者の交流を図る企画展「アトリエ美術館」。23回目を迎える今年は、関西をメインに活動するアーティスト・小出麻代による展示やトーク、ワークショップが行われる。

会場となる枚方市立御殿山生涯学習美術センターは、画家の矢野橋村が設立した大阪美術学校跡地を利用し、1987年に開設された施設。企画展「アトリエ美術館」は、同センターがもともと「ものをつくる」施設であったことに着目したイベントで、「つくること」を通じて参加者が作家の造形思想に触れたり、作家と直接交流したりすることを目的としている。

今年同展覧会に招かれたのは、大阪出身の作家・小出麻代。ガラスや鏡、電球、紙片などの異素材を用いたインスタレーションを持ち味とする小出は、本展では透明樹脂や写真、鏡などの素材を使って空間を構成。作品のなかに鑑賞者それぞれが自らの感情や記憶を「写し」「映し」「移し」「現し」て、それを語り合う=うつしがたりを通じ、鑑賞者の深層心理を揺さぶる展示を試みている。 会期中は小出によるアーティストトークが行われるほか、12月21日(土)には「うつしの味わいー空間と想像を味わう為の時間」と題されたワークショップも開催予定(事前申込要)。

小出麻代 / Mayo Koide

1983年大阪府生まれ。2009年京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了。近年の展覧会に個展「地に還る/地から足を離す」(Gallery PARC、京都、2018)、「生業・ふるまい・チューニング 小出麻代ー越野潤」(京都芸術センター、2018)、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015枯木又プロジェクト」(旧枯木又分校、新潟、2015)など。アーティストインレジデンスに「END OF SUMMER」(Yale Union、ポートランド、アメリカ、2018)など。

参加者と作家が“つくること”でつながる「アトリエ美術館」。インスタレーション作家・小出麻代を迎えて開催
参加者と作家が“つくること”でつながる「アトリエ美術館」。インスタレーション作家・小出麻代を迎えて開催

アトリエ美術館vol.23「うつしがたり 小出麻代展”Teller’s Tales: Mayo Koide”」

会期:2019年11月29日(金)~12月26日(木)

時間:9:00~21:00(日曜・祝日は17:00まで)

休館日:12月23日(月)

料金:無料

問合:050-7102-3135(枚方市立御殿山生涯学習美術センター)

 

アーティストトーク <終了>

日時:2019年11月30日(土)17:00~

会場:枚方市立御殿山生涯学習美術センター 1Fロビー

聞き手:伊藤まゆみ(京都精華大学展示コミュニケーションセンター特別任用講師)

料金:入場無料(事前申し込み不要)

 

オープニングパーティ <終了>

日時:2019年11月30日(土)18:00~

会場:枚方市立御殿山生涯学習美術センター 創作室1

料金:入場無料(事前申し込み不要)

 

ワークショップ 「うつしの味わいー空間と想像を味わう為の時間」

日時:2019年12月21日(土)14:00~15:00、17:00~18:00

会場:御殿山生涯学習美術センター 創作室3

参加費:1000円(お菓子・お茶付き)

定員:各回10名(先着順・要事前申し込み)

※申し込みは、Webサイトにて

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