「クィア」を切り口に、「性」をテーマにした映像作品を上映する「第15回関西クィア映画祭2022」が、大阪のシネマート心斎橋と京都のゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川にて開催される。
「クィア」は性的マイノリティや、既存のカテゴリに当てはまらない性的指向の人を指す英語。本映画祭は、多様な性のあり方、生き方を肯定するというメッセージをこめて企画された。
今年は日本のほかアルゼンチン、台湾、カナダなど14の国・地域から出品された28作品を上映。「ノンバイナリー」(男女の性別二元主義に当てはまらないこと)のミニ特集や、フィリピンハーフ、ろう者など、セクシャルマイノリティの中のマイノリティを主役とした映画も取り上げる。「LGBT」といった単純な言葉では表しきれない人々にも光を当てることで、「私たち一人ひとりが違う」という現実を提示する。
大阪会場
期間:2022年9月2日(金)〜8日(木)
会場:シネマート心斎橋京都会場
期間:2022年9月23日(金)〜25日(日)
会場:ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川上映作品:
[日本作品]
『世界は僕らに気づかない』(飯塚花笑)、『ジンジャーミルク』(今井ミカ)、『サラダは人生』(岡田麻李)、『片袖の魚』(東海林毅)、『Veils』(なかやまえりか)、『夫=夫』(山後勝英)、『自分が自分であるために』(簑手優)、『愛達』(稲津勝友)[海外作品]
『フリアの週末』(Mara Pescio/アルゼンチン・ブラジル)、『最初の花の香り』(エンジェル・テン[鄧依涵]/台湾)、『アグネスを語ること』(チェイス・ジョイント/カナダ・米国)、『ノー・オーディナリー・マン』(アシュリン・チンイー、チェイス・ジョイント/カナダ)、『リトル・ガール』(セバスチャン・リフシッツ/フランス)、『未来は私たちのもの』(ファラズ・シャリアット/ドイツ)その他、国内作品コンペティション(5作品)、ノンバイナリー・ミニ特集(2作品)、海外短編集を上映。詳細は公式サイトにて。
上映スケジュールはこちら。
料金:1回券800〜2,400円、パス3,000〜12,000円 ※価格選択制
問合:080-3820-2731(留守電にメッセージをお願いします) info@kansai-qff.org
大阪市中央区西心斎橋1-6-14
ビッグステップビル4階
京都市左京区吉田河原町19-3