淀屋橋見本帖にて、シリーズ展示企画「DESIGNER × PROJECT」の第3弾が、2022年9月9日(金)より開催。今回は画家・装丁家の矢萩多聞と彼の本づくりに焦点を当てる。
矢萩は10代の頃からインド・ネパールを旅し、日本との往復生活のなか、独自に絵やデザインを学んだ。その後、自身のはじめての著書『インド・まるごと多聞典』(春風社、2002年)の装丁を機にブックデザインに携わり、これまでに600冊以上もの書籍を手がけている。今回は、その仕事のなかから彼が約50冊を選りすぐり、ラフ案や校正、紙選びのエピソードを交えながら、こだわりの詰まった仕事の裏側を紹介する。
また、ディレクションはUMA/design farmが担当。紙という素材そのものの存在感を大切にする矢萩は、どのように1冊の本をつくり上げていくのか。「紙の可能性を追求する」を軸にした淀屋橋見本帖の空間に表れる、展示のアイデア、工夫にも注目したい。
「DESIGNER × PROJECT—矢萩多聞と本づくり—」
会期:2022年9月9日(金)〜2022年10月30日(日)会期中無休
会場:竹尾 淀屋橋見本帖
時間:11:00〜18:00
問合: 06-6232-2240(淀屋橋見本帖)
ディレクション:UMA/design farm
協力:矢萩多聞
大阪市中央区今4-1-1
淀屋橋odona1F