ホームレス状態の人たちが、自身の日常を撮影した写真の展覧会が、北加賀屋の千鳥文化ホールにて開催される。
2010年から大阪で活動する生活困窮者・ホームレス支援団体「Homedoor」が、2022年4月に発売された写真集『アイム』を機に企画した。
主催者によるステートメント
Homedoorは10年以上にわたり
ホームレス状態の人たちの支援に
取り組む大阪の認定NPO法人です。
しかしながら、この社会課題の解決には至っていません。
日本においてのホームレス問題は、
ほかの社会課題に比べ、
支援に対する理解が得にくいといわれます。
その背景には、(ホームレスの人は)「怠けている」
という偏見や、自己責任論、「関わりたくない」と
他人ごととしてしまう意識があります。
そういった誤った理解から、
社会構造の問題であることが
見えづらくなってしまうのです。『アイム』は、ホームレス状態の人たちにカメラを渡し、
彼らの日常を撮影してきてもらうプロジェクトを表します。
これまでにも「ホームレス」という一括りの人格はない、
というメッセージを、
WEBサービスや写真集で発表してきました。本展では、展覧会を通してより多角的な「視点」を
共有することを試みています。
ぜひ、意外な(?)、いやいや思ったとおり(?)な、
ホームレス状態の人たちの日常に触れてください。
彼らの世界をみる視点が、世界が彼らをみる視点に変化を与えることを願っています。
会期:2022年9月10日(土)~9月19日(月)
会場:千鳥文化
時間:11:30~18:00
定休:火・水曜日
入場:無料
問合:06-7505-5189
大阪市住之江区北加賀屋5丁目2-28