映像作家・林勇気の過去最大規模の個展「君はいつだって世界の入り口を探していた」が、北加賀屋のクリエイティブセンター大阪(名村造船所大阪工場跡地)にて開催される。
林は1976年京都府生まれ。自身で撮影した写真をコンピューターに取り込み、切り抜き重ね合わせたアニメーションを制作し、国内外の美術展や映画祭で発表。2020年からは北加賀屋のシェアスタジオ、Super Studio Kitakagaya(SSK)を拠点に活動している。
本展では、過去作品のほか、林にとって身近な場所となった北加賀屋での経験を題材とする新作映像5点を発表する。新作の一部は、出演者と日常風景などを写した写真をSNSで募集し制作した。
会場は、かつて「造船のまち」として栄えた北加賀屋を象徴する名村造船所大阪工場跡地。建物の2階から4階全域を使用し、展示空間は計約2,800㎡にも及ぶ。まちの歴史を伝える巨大な空間での林の挑戦に期待したい。
林の制作場所であるSSKでは、林と親交のあるゲストを迎えたトークも実施される。
林 勇気 プロフィール
映像作家。1976年京都府生まれ。膨大な量の写真をコンピューターに取り込み、切り抜き重ね合わせることでアニメーションを制作。自ら撮影した写真のほか、人々から提供された写真やインタビューを素材とした制作により、デジタル・メディアやインターネットを介して行われる現代的なコミュニケーションや記憶のあり方を問い直す。 近年は他領域とのコラボレーションや、ワークショップを通しての作品制作も多数試み、映像が内包する拡張性や協働的な側面について模索している。
会期:2022年9月8日(木)~11(日)、 15日(木)~19日(月・祝)
会場:クリエイティブセンター大阪(名村造船所大阪工場跡地)
時間:12:00~18:00
*本展の演出として、開館後に順次、映像機器を立ち上げ、30分ほどで全展示作品が鑑賞できるようになります。また閉館30分前より徐々に機器の電源を落としていくのでご鑑賞時間にはご注意ください。料金:入場無料
問合:おおさか創造千島財団 06-6681-7806
関連イベント
ゲストトーク
日程/出演:
9月10日(土)/松谷容作(追手門学院大学 社会学部教授)
9月17日(土)/小林公(兵庫県立美術館 学芸員)
9月18日(日)/木坂葵(おおさか創造千島財団 事務局長)
会場:Super Studio Kitakagaya(SSK)
時間:18:30~19:30
※予約不要、無料