中央アジアの民俗や社会をまなざす「中央アジア今昔映画祭2022」が、2022年12月24日(土)から30日(金)まで、第七藝術劇場にて開催される。
本企画は、ソ連から独立を果たし30年を経た中央アジアの国々を、映画を通して俯瞰するべく、映画配給会社・株式会社トレノバが2021年にスタート。各国の新旧作品を上映するもので、今回が第2弾となる。
中央アジアと呼ばれるのは、カザフスタン、キルギス(クルグズスタン)、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニタンの5ヵ国。東アジアと西のイスラーム・ヨーロッパ圏の文化が複雑に交わる“多様性のるつぼ”として、長い歴史をもつ。中国の新疆ウイグル自治区やロシアのムスリム地域との関係性、アフガニスタンの国内勢力伸張による影響など、この地域に注がれる世界の関心は極めて高い。
そんな中央アジアの多彩な側面に触れられる今回の映画祭では、峻険な岩山に住む白豹族の一代記『白い豹の影』(トロムーシ・オケーエフ監督、1984年)や、放蕩息子と老母が引き起こす騒動をユーモラスに描いた『右肩の天使』(ジャムシェド・ウスモノフ監督、2002年)など全7作品を上映。日本初公開・日本劇場初公開作品も含まれているため、貴重なこの機会は見逃せない。
日程:2022年12月24日(土)〜30日(金)
会場:第七藝術劇場上映作品:
『白い豹の影』(トロムーシ・オケーエフ監督/ソ連/1984年)
『小さなアコーディオン弾き』(サティバルディ・ナリィムベトフ監督/カザフスタン/1994年)
『右肩の天使』(ジャムシェド・ウスモノフ監督/タジキスタン、スイス、フランス、イタリア/2002年)
『ゆすり屋』(アカン・サタエフ監督/カザフスタン/2007年)
『南の海からの歌』(マラト・サルル監督/ロシア、フランス、ドイツ、カザフスタン/2008年)
『狼と羊』(シャフルバヌ・サダト監督/デンマーク、フランス、スウェーデン、アフガニスタン/2016年)
『不屈』(ラシド・マリコフ監督、脚本/ウズベキスタン/2018年)料金:一般1,500円、シニア1,200円、学生・会員1,000円、小学生以下700円
※そのほか、劇場規定の割引・サービスデー適用あり
問合:06-6302-2073(第七藝術劇場)
※上映スケジュールなどの詳細は第七藝術劇場Webサイトを参照
大阪市淀川区十三本町1-7-27
サンポードシティ6F