東京で2022年9月に公開されたドキュメンタリー映画『丸木舟とUFO』(水本博之監督作品)が、十三のシアターセブンにて上映される。
本作の主役・吉田友厚は、首都圏から石垣島の北部・久宇良集落に移住し転職を繰り返す中で、サバニ〈本剥ぎ〉の船大工という仕事に出合う。サバニとは沖縄の海人が利用してきた木造船で、現在では需要が減り、職人も育っていない。しかし吉田は船大工に弟子入りし天職と信じ続けた結果、数年で生計を立てていくことに成功。手作りサバニのガイドツアーで静かなブームを起こしつつある。
本作は、失われつつある木造船づくりで起業した貧しい家族の目線から、限界集落・水資源・移住者・地域社会の再創造・沖縄開拓移民など、戦後〜現代の日本が直面してきた課題に触れていく。
なお、関連イベント〈旅と木船〉シリーズと冠して、水本監督の過去作もアンコール上映。『縄文号とパクール号の航海』はインドネシアで作った木船で石垣島まで大航海するスペクタクルドキュメンタリーで、大阪では5年ぶりのお披露目となる。
〈旅と木船〉 シリーズ大阪上映
会場:シアターセブン
『縄文号とパクール号の航海』
期間:2023年1月28日(土)〜2月3日(金)
時間:1月28日(土)17:00/1月29日(日)~2月2日(木)12:20/2月3日(金)17:00
※1月28日(土)、29日(日)、2月3日(金)は上映後、水本博之監督による舞台挨拶
料金:一般 1,500円、シニア 1,200円、学生 1,000円 その他割引あり『丸木舟と UFO』
期間:2023年2月4日(土)〜17日(金)
※時間未定、詳細はシアターセブンWebサイト参照
※2月4日(土)、5日(日)は上映後、水本博之監督による舞台挨拶。
2週目以降の舞台挨拶はシアターセブンWebサイト参照
大阪市淀川区十三本町1-7-27
サンポードシティ 5F