2023年2月18日(土)、大阪市が主催する令和4年度 伝統芸能鑑賞会「みんなで お能をたのしもう」の一環として「こどもとたのしむ“お能”の世界」が大槻能楽堂で上演される。
本企画は青少年や伝統芸能初心者を対象に、能楽に触れる機会を創出するもの。未来を担う20〜30代の若手能楽師たちが舞台をナビゲートし、演目の披露を行う。去る1月13日(金)には第1弾として、能楽堂の舞台を解説しながら案内する「大槻能楽堂で館内ガイドツアー ~ 能楽堂のオモテとウラをご案内 ~」、能の演技形式を学んだ後に半能『田村』を解説つきで鑑賞する「はじめての能楽の世界」が開催され、小学校低学年から高齢の方まで幅広い年齢層の参加者でにぎわった。
今回の「こどもとたのしむ“お能”の世界」は、わかりやすい能の解説に加え、お囃子の演奏や質問コーナー、「斬組ミ(きりくみ)」と呼ばれる斬り合いのシーンの紹介などで構成される。また、最後には半能『舎利』を解説つきで上演。お寺から盗まれた牙舎利(お釈迦様の歯)を韋駄天が取り戻すというストーリーで、動きの多いお囃子とダイナミックな演技を、実際に目の当たりにすることができる。
日本を代表する伝統芸術のひとつである能。この機会に、その奥深い世界の扉を開いてみてはいかがだろうか。
こどもとたのしむ“お能”の世界(令和4年度 伝統芸能鑑賞会「みんなで お能をたのしもう」)
日時:2023年2月18日(土)10:00、14:00(開場は開演30分前)
会場:大槻能楽堂
料金:前売・当日とも一般1,500円、高校生以下500円
※全席自由席
チケット取扱情報はWebサイトを参照
問合: 06-6372-6707(一般社団法人アーツインテグレート/平日10:00〜17:30)演目:半能「舎利」
大阪市中央区上町A-7