今里のギャラリー・JITSUZAISEIにて、宮原寛の個展が開催される。
宮原は1998年大阪府生まれ。近畿大学芸術学科造形芸術専攻在籍中の2018年に「シェル美術賞2018」入選した。
同ギャラリーでの個展は、2022年に開催した「図より弱い」、「さわったような」に続き3回目となる。
絵を描いているとき、支持体に自らの痕跡を残すことで物理的な距離は無くなるが、 自らのイメージを絵にすることで、対象との距離が生まれる。これは写真を見て、 写されたイメージを捉える経験に似ている。しかし距離ゆえに対象はその都度変化し、 捉えることができない。変化する対象を自らのイメージに変換するため、グレースケールに変換した写真の断片を見て絵を描いている。見ているそれは既存のイメージ で捉えることが難しく曖昧であり、写真であることだけがわかる。これを対象とすることで、意識的に構築された見方を遅らすことができ、対象との距離を絵に翻訳することができる。
(Webサイトより)
会期:2023年3月15日(水)~30日(木)
会場:JITSUZAISEI
時間:14:00~19:00/BAR 19:00~22:00 (ラストオーダー 21:30)
休廊:火曜
問合:06-6224-4475 jitsuzaisei@gmail.com
大阪市東成区大今里4-14-18