肥後橋のギャラリー、Yoshimi Artsにて、興梠優護の個展「His Footprints」が開催。

興梠は1982 年熊本県生まれ。2009年に東京藝術大学大学院美術研究科 絵画専攻版画研究領域を修了。出身地の熊本、東京や大阪、ロンドン、ベルリンなど拠点を移動しながら作品を制作している。
同ギャラリーでは、2012 年に初めてグループ展「Physical side Ⅱ」に参加し、2014年「／」をはじめ現在まで5度個展を行ってきた。作品の「内と外」について考察を深めた2022年の個展｢Turbidity｣では、ギャラリーの壁面や床を大胆に彩色、絵画制作の方法を空間全体に応用した試みが記憶に新しい。

2023年3月に上野の森美術館で開催される「VOCA 展2023 現代美術の展望―新しい平面の作家たち―」に選出され、新作を発表するのに時期をあわせて開催される本展は、興梠の2008年から2018年の10年間の足跡を辿る展示となる。