2023年3月9日(木)から12日(日)まで、一心寺シアター倶楽を会場に、清流劇場による『セチュアンの善人』が上演される。本作品は20世紀を代表するドイツの劇作家、演出家のベルトルト・ブレヒトの戯曲を原作としたもので、天上の神が、貧富の差が広がる地上で善人を探すなか、ようやく見つけた娼婦シェン・テに「善人であり続けよ」と言い残したことをきっかけに展開していく寓意劇だ。
清流劇場は1996年1月に設立された劇団で、この15年ほどはドイツや韓国などの国際演劇祭への招聘参加や海外戯曲の翻訳上演、ギリシア古典劇の上演、外国人との共同創作など、国際的な視野を備えた公演活動を行っている。今回の公演では、原作の物語をベースとしつつ、大阪弁による現代的な演出がなされている。1943年の初演から数えて80年目にあたる今年、どのようにアップデートされたブレヒトが見られるのか、注目したい。
日時:2023年3月9日(木)~12日(日)
3月9日(木)19:00
3月10日(金)14:00/19:00
3月11日(土)14:00 終演後アフタートークあり
3月12日(日)14:00
※各回、開演15分前から清流劇場代表の田中孝弥による《ビフォアトーク》を実施
※開演45分前より受付開始、開場は開演の30分前会場:一心寺シアター倶楽
料金:日時指定・全席指定席 一般前売券:4,500円、当日券:4,800円、ペアチケット:8,400円、U-22券:2,500円(22歳以下の方対象。当日受付にて要証明書提示)、シニア券:4,200円(65歳以上の方対象。当日受付にて要証明書提示)
※チケットはこちらから購入可能
※小学生以下の入場は不可問合:清流劇場Webサイトのコンタクトフォームより要問い合わせ
関連イベント
アフタートーク
日時:2023年3月11日(土)
パネラー:
上海太郎(上海太郎カンパニー代表)
市川明(大阪大学名誉教授/ドイツ文学・演劇研究者)
司会:田中孝弥(清流劇場代表)
原作:ベルトルト・ブレヒト
上演台本・演出:田中孝弥
翻訳・ドラマトゥルク:市川明出演:アンディ岸本、上田泰三(MousePiece-ree)、髙口真吾、日永貴子、曽木亜古弥、阿部達雄、八田麻住(マスミノソラ)、福永樹、中迎由貴子(遊気舎)、植村早智子、新まおり、廣瀬ひなた
音楽・ピアノ演奏:仙波宏文
大阪市天王寺区逢阪2-6-13 B1F