大小の古墳群が現存する藤井寺市の土師ノ里駅周辺。近年は若いアーティストたちが活動を展開することでも注目を集めているエリアだ。
駅前の昔ながらの長屋を改装した集合ショップ「里庭の箱」の一角に、2020年に誕生したのが「Nowhere Hajinosato」。1階でカフェ、2階でコワーキングスペースを営む傍ら、土師ノ里というまちへの関心から、「パーフェクトデイ」というまち巡りのイベントや、HAJINOSATO ZINEづくり、古墳を巡る部活動などを行ってきた。
今般、「Nowhere Hajinosato」を運営するワンダーラスト合同会社が、アーティストとのコラボレーションやデザインワークを行うチームとして新たに「vacances(バカンス)」を設立。その企画の第1弾として、ハラチグサ個展「うるさいひばり、春のバカンス」を開催している。
ハラチグサは1984年神戸市生まれ、2010年から作家として活動。抽象絵画、イラスト風絵画、ユーモラスな立体作品を変幻自在に制作している。現在は、大津市の山間部にある葛川地区で、自らの手で改装した古民家で暮らす。
制作の一方で、「チーム路地裏」のメンバーとして、神戸市長田区を中心に数々の下町を歩いていることから、彼女が感じた土師ノ里を見たいという想いで、vacancesから土師ノ里に着想を得た作品の制作を依頼した。
本展では新作を含む絵画作品と立体作品を多数展示。また関連イベントとして、「チーム路地裏と巡る土師ノ里の街歩き」を予定している。
vacances企画 ハラチグサ個展「うるさいひばり、春のバカンス!」
会期:2023年4月2日(日)〜29日(土)
会場:Nowhere Hajinosato
時間:10:00〜20:00
休廊:月曜・火曜
関連イベント「チーム路地裏と巡る土師ノ里の街歩き」
日程:4月16日(日)
※詳細は決まり次第、Nowhere HajinosatoのInstagramに掲載
藤井寺市国府1-1-7 里庭の箱