大阪・富田林に工房を構え、子どもの頃に夢中になっていたアニメや漫画、特撮ヒーローをテーマに大型彫刻作品を制作するアーティスト・橘宣行の個展「空想架空彫刻 フライングギドラ」が、新大阪スタジオSOSで開催される。また、粘土アーティスト・ななおろうによる粘土フェアリー展も同時開催される予定だ。個展最終日には、現代アートユニット・Yottaによるポン菓子カーが来場する。
また現在、個展開催に向けて、制作費や搬入費のクラウドファンディングも実施中だ。昭和のアニメや特撮ヒーローをモチーフに制作した鉄製のマスクや、支援者と対話しながら描き上げる「メンタルドローイング」など、ユニークな返礼品も用意されている。
昭和初期の鐵工所を改築した野性味溢れる新大阪写真スタジオ<S.O.S.>にて彫刻家橘宣行が展覧会を開催いたします。今回の作品も昭和の子供文化に取り憑かれた作者の造形美が満ちております。広大な裾野を持つ現代美術の中にあってエンタメ部門のど真ん中で制作された新作を体感していただければ幸いです。
(告知チラシより)
–
橘宣行(たちばな のぶゆき)
昭和41年大阪生まれ。学生時代の終わりの方に鉄でアート作品を作り始め、現在も子供の頃に夢中になっていたアニメや特撮ヒーローなどをテーマに作品を作り続けている。大阪府富田林市「橘宣行彫刻ランド」にて工房稼動中。
2000年キリンアートアワード優秀賞(スライダースタジアムピッチャー山本)、2004年アメリカ滞在制作(ウインキングビッグフェイス)、おおさかカンヴァス、京都国際映画祭(銀河鉄道たちばな)など。ななおろう
大阪千早赤阪村にあるBUMにて料理をし、暮らす者。ここ2,3年突如粘土で小さな妖精たちを作り出すようになり、100体を超える唯一無二の妖精たちが生まれた。時々展示をして粘土フェアリーたちを売り、自分の店設立のための資金を貯蓄している。Yotta(ヨタ)
ヨタ(Yotta)は、木崎公隆・山脇弘道からなる現代アートのユニット。ジャンルや枠組みを横断し、多様な価値の創造を目指して活動を続けている。現在は自分たちのアイデンティティを顧みる「イッテキマスNIPPON」シリーズを製作中。プロジェクト形式で“モノとコト”を創造している。
2015年に「金時」で第18回岡本太郎現代芸術賞 岡本太郎賞受賞ほか、六本木アートナイト、Reborn-Art Festival、瀬戸内国際芸術祭など参加多数。
会期:2023年4月22日(土)~30日(日)※会期中無休
会場:新大阪スタジオSOS
時間:12:00~19:30
関連イベント
Yottaのポン菓子カー「穀(たなつ)」がやってくる
日時:4月30日(日)12:00頃予定