この度graf porchでは、アートディレクター/グラフィックデザイナーの矢後直規による展覧会『新鳥獣図』を開催します。
矢後直規は、ラフォーレ原宿をはじめとする広告のアートディレクションや、THE YELLOW MONKEY、矢野顕子などアーティストのCDジャケット、篠山紀信や瀧本幹也の写真集のブックデザインなどを手がけ、2023年にはJAGDA新人賞の受賞など、さまざまな方面で活躍する気鋭のクリエイターです。
本展では、矢後が日頃感じているデザインとの葛藤や疑念をコンセプトに、美しさを力強く掲げながらも、弱く儚い生き物の出で立ちを描いた新作《美しさと無力さの鳥》のシリーズや、モデル/俳優の太田莉菜との共作《太田莉菜の不在》から、「線になりたい」という太田の願望を元に描かれた作品の展示など、これまでに様々なジャンルを手がけた矢後独自の世界観を体験いただけます。
矢後直規
アートディレクター/グラフィックデザイナー 1986年 静岡県生まれ。
2008年 武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。2009年 博報堂入社。2014年よりSIX所属。東京ADC、JAGDA新人賞、D&AD、NY ADC、ONE SHOWなど受賞。(Webサイトより)
会期:2023年5月31日(水)~6月11日(日)
会場:graf porch
時間:11:30〜18:00
定休:月曜
トークイベント
日時:6月3日(土)18:00~19:30
予約不要展覧会のオープニングイベントとして、矢後直規×編集者の新庄清二氏(青幻舎)によるクリエイタートークを開催します。
矢後の著書である《婆娑羅》、《太田莉菜の不在》を出版した青幻舎から、担当編集である新庄氏をお迎えし、アートディレクションとグラフィックデザインの関係、JAGDA新人賞に合わせて制作された《美しさと無力さの鳥》に繋がるこれまでの作風、本展における矢後自身のデザインとの対峙についてお話しいただきます。新庄清二(青幻舎)
1980年 兵庫県生まれ。京都造形芸術大学 芸術学部 映像・舞台芸術学科 映像芸術コース卒業。2006年 立ち上がりと同時に赤々舎に在籍。志賀理江子『CANARY』、浅田政志『浅田家』など多くの写真集の誕生に立ち会う。
2010年 青幻舎に入社。ジャンルに囚われない書籍制作を行う。担当した書籍に瀧本幹也『CROSSOVER』『天童木工とジャパニーズモダン』奥山由之『BEST BEFORE』などがある。
大阪市北区中之島4-1-9
graf studio 2F