ステートメント
遠くへ行くのが憚られた時期に東京の街を歩き回った。
ビルの隙間や建物の上の空は狭く、それでも日中は光が射し込み、至る所に影が出来る。影踏みをするように影を追いかけてみた。
その影の中に浮上するのは様々な街の風景。
scrap & build、時間の流れ、建物の気配、その中を動き回る人々、
街を走り抜ける車、街路樹、壁をつたう植物‥。
現実世界とは違う二次元の世界は、望遠鏡を覗いた時に広がるような平面の世界だ。
都市には浮力が働いて、影の中に様々な時間や風景を浮かび上がらせる。大自然の摂理は都市の至る所に姿を現す。
都市はどのようにそれらを受け止めているのか。
影の中に佇みながら。
(髙村啓子)
会期:2023年7月25日(火)〜 7月30日(日)
会場:ギャラリー・ソラリス
時間:11:00〜19:00
休廊:月曜
「対話による鑑賞+色と形と言葉のゲーム」ワークショップ
日時:7月29日(土)15:00〜16:00、7月30日(日)15:00〜16:00 ※各回ともに同内容
ファシリテーター:髙村啓子
参加費:無料
定員:各回6名 ※要予約 https://solaris-g.com/mailform/join_event.html同じ作品を見ていても感じることは人それぞれ。対話とともにそんな違いを楽しみながら作品鑑賞してみませんか。
東京都写真美術館(TOP)では「対話による鑑賞」のワークショップがあり、作品鑑賞を行う前のウォーミングアップとして、「色と形と言葉のゲーム」というゲームをします。髙村啓子氏は、そのファシリテーターの研修を修了しており、普段TOPにてワークショップのボランティアをされています。
そこでこの度、今展覧会の作家である髙村啓子氏をファシリテーターとして、「対話による鑑賞+色と形と言葉のゲーム」ワークショップを開催いたします。
大阪市中央区南船場3-2-6
大阪農林会館B1F