大阪府は、20世紀後半に制作された作品を中心に、約7,900点の美術作品を「大阪府20世紀美術コレクション」として所蔵している。その大部分が保管されている大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]にて、企画展「くりかえしとつみかさね」が開催される。
今回の展示では、作家が作品と向き合ってきた時間の積み重なりや、同じ行為の繰り返しをテーマに、ゆっくりとした時間と身体性を感じさせる作品を紹介。緻密な点の連なりで画面を構成した上前智祐の絵画、前衛を追求するなかで自らの手形を押してリズミカルな画面をつくりあげた木村嘉子の絵画、さまざまな「かたち」を収集することで日用品のなかに美を見出した岩宮武二の写真など、10名の作家の作品を展示する。
なお、同コレクションを通して関西の近現代美術について知る講座として、新たに「エノコアートラウンジ」をスタート。毎月1回、金曜日の夜に、コレクションを一部展示・紹介しながら、参加者と一緒にアートについて自由に話し合う場を継続的に設ける。
会期:2023年9月1日(金)〜17日(日)
会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco] 1F ルーム4
時間:10:00〜18:00 ※最終日は14:00まで
休館:月曜
関連イベント
ワークショップ 「スタンプで描くつみかさね絵画」
展覧会にちなみ、スタンプを押すという行為をつみかさねて絵画を描きます。自分の意識と無意識、身体のもつ「くせ」で、世界にひとつの作品をつくってみましょう。
日時:9月10日(日)13:30〜15:00
会場:江之子島文化芸術創造センター[enoco] 2F ルーム10
講師:林葵衣(アーティスト)
料金:1,000円(税・材料費込み)※当日会場にて現金払い
定員:12名(要予約・先着順)
対象:どなたでも(未就学児の場合は保護者の付き添いが必要)
申込期間:8月11日(金・祝)〜9月8日(金)
※申込はこちらからエノコアートラウンジvol.1 「反復と集積の美学」
日時:9月8日(金)19:00〜20:30
会場:江之子島文化芸術創造センター[enoco] B1Fフリースペース
案内人:中塚宏行(enocoキュレーター)
料金:1,000円(ソフトドリンク1杯つき)/全6回のおまとめ割・5000円 ※当日会場にて現金払い
定員:20名(要予約・先着順)
申込期間:8月11日(金・祝)〜9月7日(木)まで
申込:vol.1のみはこちら、6回おまとめ割はこちらから
大阪市西区江之子島2-1-34