ビジュアルアーツ専門学校大阪内にあるVISUAL ARTS GALLERYにて、横山大介の個展が開催されている。
横山は1982年兵庫県生まれ。2005年同志社大学文学部文化学科文化史学専攻卒業。同年、写真表現大学を受講。
自身の吃音をきっかけに、吃音によって断絶されるコミュニケーションを補う方法として、写真機を使った撮影行為そのものを媒体とし他者を撮影したシリーズ〈ひとりでできない〉など、他者を被写体にした写真作品を中心に制作・発表してきた。
今回の個展では写真から離れ、横山の会話の中で発せられる吃音を録音・譜面化し、それを打楽器で演奏することを試みている。自身の身体から切り離した吃音を、他者から手ほどきを受け身体に取り込み、再度アウトプットするためのパフォーマンスを、映像作品を中心に新作として発表する。
会期中には、横山によるパフォーマンスに加え、気鋭の音楽家・中川裕貴をゲストに招いたトークとパフォーマンスも予定されている。
言葉に触れる身体のためのエチュード
会期:2023年9月24日(日)〜10月28日(土)
会場:VISUAL ARTS GALLERY(ビジュアルアーツ専門学校大阪)
時間:10:00〜18:00(最終日は15:00まで) 会期中無休
協力:中川裕貴(音楽家・チェロ演奏)、玉置慎輔
譜面作成協力:菊池有里子(音楽周辺者)
映像:片山達貴トーク&パフォーマンスイベント
日時:10月21日(土)15:00〜16:30
ゲスト:中川裕貴(音楽家・チェロ演奏)
定員:20人(先着順・予約不要)作家によるパフォーマンス
日時:10月14日(土)14:30〜、10月28日(土)14:30〜
大阪市北区曾根崎新地2-5-23
ビジュアルアーツ専門学校 1F