本展は、[晴れ、曇り、雨]といった天候によって、展示される絵画作品が入れ替わります。
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天候とは、先史より人が向き合ってきた、一番身近で自然な、外から与えられている影響です。
日々の生活から、社会の大きな決断にいたるまで、わたしたちは天気との関わりの中で
様々な決定をしてきました。
本展は、人が操作できないその天候という要素を起点とし、展示構成に関係させることで
通常の作品鑑賞とは異なる、より動的な鑑賞体験を促すこと試みたいと思います。
–鬣 恒太郎|Kotarou Tategami
1981年兵庫県生まれ、京都市在住。 2013年京都芸術大学(京都造形芸術大学)大学院修士課程芸術表現専攻修了。 18年、アーティストコレクティブ〈木曽路〉を彦坂敏昭、前谷開と共に運営。フィールドワークの経験を 絵画に落とし込むことから出発しインスタレーションを含めた展示、空間設計をする。 社会や宗教と美術の関係に着目し、時代において移り変わる関係性について考察、空間を制作 することにより第三者に解釈を委ねる機会を創出する。
主な個展に「Ba/ば」(千鳥文化ホール、大阪、2023)、「Ba/ば」(VOU/棒、京都、2021)、「酔いの明星」(FINCH ARTS、京都、2018)、「Dear Big brother」(京都芸術センター、2016)
グループ展に「VOCA展」(上野の森美術館、東京、2019)、「ALLNIGHT HAPS 人と絵のあいだ」(HAPS、京都、2016年)など中村 百花|Momoka Nakamura
1997年大阪府生まれ。2020年京都造形芸術大学(現京都芸術大学)美術工芸学科油画コース卒業、22年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了。記憶の中にある光景や他者との関係性など、自身の周りにありつつも時間によって移り変わる物事を主題にした制作を行う。
主な個展に「Honest」(FLAT space、大阪、2019) 「うまくは言えないが聴いてはくれないか」(京都造形芸術大学、2018)
グループ展に「○○が連続された時」(京都精華大学ギャラリーTerra-S、2023)、「Kyoto Art for Tomorrow 2023」(京都文化博物館、2023)、「Collectors’ Collective vol.6 Osaka」(TEZUKAYAMA GALLERY、VIEWING ROOM、大阪、2022)など原口みなみ|Minami Haraguchi
1990年大阪生まれ。2016年京都市立芸術大学院修士課程修了。 日常にある些細なものを象徴化する作品制作を行う。 表現方法は平面絵画からインスタレーションまで多岐に及ぶが、 近年ではモチーフをデジタルドローイングし、切り紙でコラージュ それを油絵にするという媒体を何度も移りかえていく表現技法をとる。
主な個展に「真昼のけむり」Gallery Valeur / 名古屋(2023)、「シンボルとジャンク」福住画廊 / 大阪(2021) 、「ハイ・ヌーン・カウンター」福住画廊 / 大阪(2018)
グループ展に「Diffusion of Nature 2023 土と夢」WATOWA GALLERY/東京 ・ THE BOX TOKYO/東京・GASBON METABOLISM/山梨(2023)、「PLAY」INOUEYOSHIAKIGALLERY / 大阪(2022) 、「それぞれについて、」galleryTOWED / 東京(2021) 、「台灣當代一年展」台北花博公園爭艷館 / 台湾(2019)など–
大阪を拠点に、活動4年目の「Birds(バーズ)」はアーティストや建築家、ディレクター、会社員、キュレーターなどの仲間と共に芸術や社会状況について広く考えながら、インタビュー記事の作成やイベント・展覧会等を開催している。
今年の2月には大阪・天王寺駅近くにスペースを立ち上げ、 24時間8企画にわたるイベントを開催、9月にも3日間で9企画のイベントを開催し、全国からさまざまなゲストを呼び、それぞれ120名を超える集客を記録した。その他、展示や外部イベント企画など勢力的に活動し、2024年も多数のイベントを予定している。(プレスリリースより)
会期:2023年11月23日(木・祝)~12月17日(日)※金〜日曜および祝日のみオープン
会場:NEST(ネスト)
時間:11:00〜17:00
休廊:月〜木曜 ※祝日を除く
参加作家:鬣亘太郎、中村百花、原口みなみ
NEST
大阪市天王寺区寺田町2丁目1-16
三隅ビル 2F