十三のミニシアター、第七藝術劇場とシアターセブンにて、「アフター・リュミエール in 十三 vol.8」が開催。
「アフター・リュミエール」は、サイレント映画をピアノ伴奏で鑑賞する上映イベントで、同館では2021年7月より定期的に開催されてきた。
8回目となる今回は、ドイツの映画監督F・W・ムルナウ(1888-1931)の『最後の人』『ファウスト』『サンライズ』の 3作品を、7日間にわたり日替わりで上映する。
ムルナウは、1919年に監督デビュー。作品の重厚感と映像美から「サイレント映画時代の巨匠」と呼ばれている。
今回上映するのは、いずれも「人間の光と闇」にスポットを当てた作品だ。『最後の人』(1924年)では、中間字幕を一切排した試みが国際的にも高く評価され、代表作の一つとなった。その後、予算の制限がない中で作られた『ファウスト』(1926年)は、文豪ゲーテの作品を基にしながら民間伝承の伝説も取り入れ、ロマンティシズムにも溢れた作品。そしてハリウッドに渡り製作した『サンライズ』(1927年)では、第1回アカデミー賞で最多部門を受賞している。
ピアノで伴奏する鳥飼りょうは、サイレント映画の楽士。全ジャンルの映画に即興で伴奏をつけ、これまでに伴奏した作品数は800以上にのぼる。
即興のピアノとともに、重厚なムルナウの世界観を体感できる貴重な機会。ぜひ劇場で体験したい。
アフター・リュミエール in 十三 vol.8
-ピアノ伴奏でみるサイレント映画-
『最後の人』、『ファウスト』、『サンライズ』期間:2023年11月23日(木・祝)~29日(水)
※11月25日(土)、26日(日)は 第七藝術劇場(6階)で開催会場:シアターセブン
※上映スケジュールは劇場Webサイト参照
料金:一般2,300円、シニア1,800円、会員1,800円(要会員証提示)、U30割(30歳以下の方)1,200円(要証明証提示)、障がい割1,200円(要証明証提示、ご本人様のみ適用)、ほか割引あり
※チケット購入はこちらから(各日程7日前から販売)問合:06-4862-7733