リム・カーワイ監督の最新作『すべて、至るところにある』が、シネ・ヌーヴォにて、2024年3月16日(土)から上映される。リム・カーワイは大阪を拠点に、香港、中国、バルカン半島などで映画を制作、「映画流れ者(シネマドリフター)」を自称する映画監督。未知の場所をひとりで訪れ、その場所の人々と出会い、その場所・その瞬間を切り取る制作スタイルをとっている。
本作はバルカン半島を舞台として制作された『どこでもない、ここしかない』(2018年)、『いつか、どこかで』(2019年)に続く、バルカン半島3部作の完結編。ある映画監督の消息を訪ねて主人公はバルカン半島を旅し、コロナ禍、戦争がもたらした人間の孤独と希望を描いていく。旧ユーゴスラビアの巨大建造物(スポメニック)、世界遺産となっているモスタルの橋といった、雄大で美しい風景にも注目したい。
なお、3月20日(水・祝)は『すべて、至るところにある』に加え、『どこでもない、ここしかない』『いつか、どこかで』のバルカン半島3部作を一挙上映し、各回終了後にはリム・カーワイ監督による舞台挨拶も行われる(初日の3月16日[土]にも、上映後に監督による舞台挨拶を予定)。国境、国籍を超えて映画をつくり続けるリム・カーワイの現在地をお見逃しなく。
※『すべて、至るところにある』の制作背景についてリム・カーワイ監督にお聞きした、「What’s up?|最近どうですか? 第24回:リム・カーワイ(映画監督)」もご覧ください
『すべて、至るところにある』
期間:2024年3月16日(土)~22日(金)
時間:19:10上映開始
会場:シネ・ヌーヴォ
※3月23日(土)からはシネ・ヌーヴォXで上映
料金:一般1,800円、シニア1,200円、会員・学生1,100円
問合:06-6582-1416(シネ・ヌーヴォ)
『すべて、至るところにある』公開記念
「バルカン半島三部作」上映
日時:2024年3月20日(水・祝)
『どこでもない、ここしかない』15:30上映開始
『いつか、どこかで』17:25上映開始
会場:シネ・ヌーヴォ
料金: 一般1,500円、シニア1,200円、会員・学生1,100円、高校生以下・ハンディキャップ1,000円
※全席指定
※オンライン予約の場合は専用窓口で発券、当日券は当日窓口で指定席を選択し購入。開始10~15分前から入場可能(※回数券の購入、予約は窓口のみ)
大阪市西区九条1-20-24