2023年に東京で行われた「山中透・古橋悌二／ダムタイプ 初期音楽作品復刻プロジェクト メモラビリア展」の第2弾が、立売堀のDELIにて開催される。

ダムタイプは、1984年に京都市立芸術大学の学生を中心にマルチメディア・パフォーマンス・アーティスト集団として結成され、山中と古橋は立ち上げ時から参加していた。
本展は、山中と古橋による初期のダムタイプ活動の功績を振り返るもので、カセットブック作品「睡眠の計画（1985）」「庭園の黄昏（1986）」の2作品を初めてレコードとして復刻するconatala/pianola recordsと、山中の新作リリースを控えるEM Records（エム・レコード）による共同企画だ。

会場では、ダムタイプ以前に山中と古橋が組んでいたバンド・R-STILL時代から初期ダムタイプのフライヤーやポスター、記事、制作メモなど、滅多に見ることのできない貴重なアート・ピースやオリジナルのカセットブック作品を展示。東京での展示には間に合わなかった追加の資料も展示される予定だ。会場限定CDとして、Toru Yamanaka「Collection Of Early Works 1982-86 (Demo Recordings & R- STILL)」も販売される。
展示初日には山中透によるソロ・ライヴ & トーク・イベントも予定されている。

なお、一時中止されていた「山中透・古橋悌二／ダムタイプ 初期音楽作品レコード化プロジェクト」クラウドファンディング企画は、改めてダムタイプの承認を得て、本展の初日である4月6日（土）から再開されとのことだ。（詳細はこちら）