2024年4月28日(日)、東心斎橋の島之内教会を会場に、シンガーソングライターの寺尾紗穂による定期演奏会「愛のありか」が開催される。
寺尾紗穂は1981年に東京で生まれ、2007年にピアノ弾き語りアルバム『御身』でデビュー。以降、オリジナル楽曲の発表と並行して、土地に埋もれた古謡を発掘、リアレンジした音楽発信をライフワークとしている。アルバム近作に『余白のメロディ』(2022年)、写真家・石川直樹、映像作家・三好大輔との展示にあわせてつくられたインスト・アルバム『流した涙の数だけ 美しい虹がたつ』(2023年)などがある。あだち麗三郎、伊賀航とともにバンド「冬にわかれて」でも活動中。また、戦争に翻弄された労働者たちの声を拾い集めた聞き書きルポルタージュ『日本人が移民だったころ』(河出書房新社、2023年)をはじめ、文筆家としても精力的に執筆を行っている。
会場となる島之内教会は、今年で創立142周年を迎える歴史をもつ。現在の会堂は大阪大空襲で被災したのちに1950年に復興工事を終えたもので、2009年に文化庁より登録有形文化財の指定を受けた。礼拝・集会のみならず、今回のライブのように音楽会、講演会などの会場としても親しまれている。
2023年11月以来となる大阪でのライブ。趣ある会場で、柔らかに伸びる歌声に耳をすませたい。
日時:2024年4月28日(日)16:00開場、17:00開演
会場:島之内教会
料金:一般4,500円、学生2,000円(ともにお菓子付き) ※完売につき受付終了
問合:080-3705-3224(担当:sugar 池田)/ainoarika.sugar@gmail.com
大阪市中央区東心斎橋1-6-7