谷町六丁目のPOLにて、六根由里香(ろっこん・ゆりか)の個展「hit-and-miss」が開催される。
六根は1995年大阪府生まれ。2021年京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程版画領域修了。
周囲にあるモノが咄嗟に目の端に飛び込んでくる経験をチャンスイメージと見なし、リトグラフやシルクスクリーンなどの版画技法を用いてイメージの諸相を再提示する作品を制作している。
本展では、六根が2022〜2024年にかけて制作した作品群に加え、新作も展示される。
hit-and-missは文字通りには〈あたり〉と〈はずれ〉です。転じて「無計画」「行き当たりばったり」「良いときもあれば悪いときもある」という意味があります。まさに私を表してくれるような言葉(!)です。
毎日同じ道を同じ時間にぼーっと歩く。途中、なんだこれと思わせるモノを写真で切り取る。唐突に階段から転げ落ちる。痛いと思ったすぐあとにまあこんなこともあると開き直る。繰り返しだけどまったく同じではないと、毎日感じている。そんな自分を形づくってくれたhit-and-missな家族に関心が向いている。いや、家族そのものではなくて、家族の周りにあったものに興味がある。それもやっぱり行き当たりばったりで、断片的なものだけど、それはそれでいいじゃない!
こうやってhit-and-missは繰り返します。
― 六根 由里香
六根由里香 個展「hit-and-miss」
presented by Pulp会期:2024年9月21日(土)〜10月6日(日)
会場:POL
時間:月・火・金曜 13:00〜18:00、土・日・祝 12:00〜19:00
休業:水・木曜
大阪市中央区谷町6-18-29 2F