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いつもその先の、そのまた細部は揺れていて分からない
ある時はこうだったけれど、今はこう考えられている、といった具合だ
これもまた
何かになる前の液滴のようだろうか寄せるほとりに判断を浸しながら
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植物を観察しながら生まれてくるものを描いている狩野さんは、最近の展示で植物と動物の境が気になっていると言います。
細かく調べて行くとその学術的な境目は時代によっても変化しているし、今の常識もまた後には変化するかもしれません。
そのゆらいでいる生命の底のようなところと筆から出てくるものを重ねて、分からないまま進もうとしているようです。
EDANE
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狩野 岳朗(カノウタケロウ)
画家
1975年 群馬県生まれ
東京を拠点に活動
会期:2024年10月20日(日)〜11月3日(日)
※作家在廊日:10月20日(日)会場:EDANE
時間:13:00〜18:00
休業:月曜、木曜
大阪市住之江区浜口西1-2-8
住吉グリーンハイツB-210