ノマル35周年を記念して開催する2つの特別展、第一弾
詩人・建畠晢氏の詩を題材とした領域横断のスペシャルな展覧会これまでギャラリーノマルでの企画展への参加や、数回に渡る.es(ドットエス)との即興パフォーマンスを重ねノマルとの親交を深めてきた詩人/美術評論家の建畠晢(たてはたあきら)氏。
建畠氏はこれまで、ヴェネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナーを始め数々の国際展でのディレクションを歴任。また全国の美術館での館長や美術大学での学長職を長年に渡り務め、美術業界では知らぬ人はいない重鎮ですが、並行して1990年代より多くの詩作を発表し、現在10冊近く出版されている詩集は、第35回高見順賞、第21回萩原朔太郎賞受賞など文学界でも詩人として高い評価を獲得しています。今展では建畠氏との共同で、氏がこれまでに発表してきた全詩集の中より当企画のために新旧の詩17篇を厳選。その各1篇ずつをノマルにゆかりのある17名の美術作家がイメージソースとして、今展のための新作を制作・発表するという、前代未聞の特別展となります。
[詩画集(ポエトリー・パフォーマンスを収録したCD付き)の出版]
今展でのもう一つの目玉は、ノマル35周年の記念碑として、今回用いられた詩と、その詩を元に制作された作品のイメージを掲載した詩画集の出版です。さらに同書に掲載する詩の中から10篇を建畠氏が朗読し、音楽家、sara(.es)のピアノとの即興パフォーマンス音源をCDとして同書にセット。建畠氏自身も初めての体験という、詩・美術作品・音楽が一体となった、ノマル渾身のCDブックとして、展覧会に合わせて発行を予定しています。林聡 (ギャラリーノマル・ディレクター)コメント
建畠さんとは何度か詩の朗読とドットエスの共演という形でパフォーマンスを実施させていただきました。建畠さんは、アートの世界と文学の世界をクロスして活躍されていて、Senses Complexをテーマとするノマルの活動とはとても親和性があると思っています。ノマルの35周年の記念企画として、建畠さんとノマルのアーティストたち、そしてピアニストのsaraが取り組んだのが、「詩人と美術家とピアニスト」というこの企画です。詩から触発された作品たち、そして、それらを内包した詩の朗読とピアノの共演。それらは一冊の素晴らしい詩画集(CD付き)になりました。会期中は作品と詩画集の展示販売しています。35周年らしい企画になってとても喜んでいます。ありがとう。そしてより多くの人に楽しんでいただけるように願います。(Webサイトより)
ノマル35周年記念1 – 詩人と美術家とピアニスト
詩人:建畠晢
参加作家:木村 秀樹, 植松 奎二, 片山 雅史, 中川 佳宣, 今村 源, 名和 晃平, 稲垣 元則, 田中 朝子, 藤本 由紀夫, 東影 智裕, 黒宮 菜菜, 飯川 雄大, 小谷 くるみ, 山田 千尋, 栗田 咲子, 高嶋 英男, 池上 恵一
ピアニスト:sara(.es ドットエス)会期:2024年10月28日(月)〜11月16日(土)
会場:Gallery Nomart
時間:13:00~19:00
休廊:日曜・祝日
詩画集「詩人と美術家とピアニスト」出版記念レセプション
日時:10月26日(土)17:00〜19:30
参加費:3,000円 ※詩画集進呈(建畠晢による詩の朗読とsaraのピアノ演奏の共演を収録したCD付き)
定員:40名 ※要予約→info@nomart.co.jp
スケジュール:
18:00〜 ノマル・ディレクター林聡からの挨拶
18:30〜 ミニライブ 建畠晢(朗読) x sara(.es / ピアノ)
大阪市城東区永田3-5-22