写真展概要
路地をぬけると運河があって、いつも同じ速さで水が流れていて、暑いので路地の日陰を歩き、陽がかげったので日向を歩き、自分の影をみながら、新しい音をつくりながら、墨の色に染まる街のいつもと同じ道を、いつかみた明日とおなじように、これから出会う街を思い出しながら。
(遠藤慎二)遠藤氏は過去に、自らが住む街「くずは」を撮影したシリーズを制作しています。
それは自身が住む街に写真を通して関わることで、その在り方を模索する試みでもありました。今展「墨染日記」は京都・墨染に居を移した遠藤氏が、自身の住む街に目を向けた作品となります。
タクソナという小さなフィルムカメラで真四角に撮られ、暗室で手焼きしたモノクロ写真29点が並びます。
近所の何気ないものや風景をまるでスケッチのように、自由で軽やかに切り取った作品をどうぞご高覧ください。–
遠藤慎二 略歴
1964年 愛知県生まれ
1988年 大阪市立大学理学部卒業
1997年 日本縦断自転車旅行
1999年 Mio写真奨励賞 最終選考
2000年 Mio写真奨励賞 最終選考
2004年 写真表現大学 研究ゼミ2
2004年 個展「trace」Gallery nadar/osaka
2007年 三田村陽・遠藤慎二 二人展「city – scape」(Kuzu-ha #1 scrach)The Third Gallery Aya
2008年 個展「歩く・見る・眠る」Gallery Grace
2008年 個展「Kuzu-ha #2 bump」The Third Gallery Aya
2012年 個展「Kuzuha #3 stroll」The Third Gallery Aya
2017年 個展「a letter 〜君に伝え忘れたこと〜」Gallery solaris
2019年 遠藤慎二・勝山信子 二人展「We were there」Gallery Limelight
2020年 個展「everywhere」Gallery solaris
2020年 遠藤慎二・兒嶌秀憲 二人展「light in darkness」Gallery Limelight
2022年 個展「感傷的な一日 / 森へ」Gallery Limelight
2022年 個展「HALF SIZE TRIP」Gallery solarisその他グループ展出展、写真展企画多数
2005年4月より「モノクロ普及委員会」主宰
遠藤慎二 写真展「墨染日記 〜ぜんぶわすれて、ただ墨染になる〜」
会期:2024年10月29日(火)〜11月3日(日・祝)
会場:ギャラリー・ソラリス
時間:11:00〜19:00
トークイベント
日時:11月2日(土)19:10〜
料金:参加無料
定員:10名(要予約 https://solaris-g.com/portfolio_page/241029/)
大阪市中央区南船場3-2-6
大阪農林会館B1F