展覧会コンセプト
浮かぶ顔、滲む表情、図形、浮遊感、シュール、ユーモア、ある情景。
絵の一枚一枚から物語を感じることは片桐水面作品の特徴だが、
それならその絵とタイトルから鑑賞者が自由に物語を紡げたらと考えた。
本展では絵との関わり方の試みとして、架空の本の装画だけを展示する。
ここで展示された絵を見て自由に物語を綴ってもらえる展覧会を企画した。
各“装画”のネーミングは本展の会場音楽を担うkahjooeが片桐と協同して担当。
展示物などのデザインまわりは「犬と街灯」の谷脇クリタ氏に依頼した。
来場者が積極的に関わることで、本の成り立ちまでが垣間見えたらこれ幸い。
一枚の装画から思いもしなかったイメージを広げる内的世界の展示でもある。
(gallery yolcha イルボン)–
片桐水面|KATAGIRI Minamo
愛知県生まれ。生きることのなかにあるシンプルな欲求のひとつとして、 日々絵を描いています。その行為自体が自分の精神的な居場所となっているように感じます。個展歴
2018 yolcha「水の底がわらう」
2019
nowaki「手」
もりのこと「燈」
2021
yolcha「絵札」
もりのこと「君と暮らせば」
2023 nowaki「言葉足らず」個展の他、グループ展にも参加
片桐水面 個展「装画」
会期:2024年11月10日(日)〜12月1日(日)
時間:13:00~19:00(日曜のみ12:00~19:00)
休廊:⽕〜⽊曜
料金: yolcha運賃制(300円でチケットを購入/同金額分カフェ利用可)
会期中イベント
「“装画”から生まれた物語を読む会」
日時:11月30日(土)、12月1日(日)18:00〜
※要1ドリンクオーダー
※会期中“装画”グッズを購入された方が対象(予約可/各日6名ほど)
片桐水面の絵からインスパイアされた物語を朗読する場。
事前に書く/その場で書く/絵を見ながら即興でも可
大阪市北区豊崎1-1-14