大阪・十三エリアの新たな可能性を模索し、市民とともに未来を創造する「十三未来会議」が開催中だ。本イベントは、株式会社ウェルビーイング阪急阪神と公益財団法人都市活力研究所が主催し、まずは初回を2025年1月31日(金)に実施、以降も2月8日(土)、2月21日(金)、3月1日(土)と4回にわたり行われ、今後も2026年にかけて約1年間、活動実践を見据えて継続的に開催していくという。

大阪市淀川区に位置する十三は、阪急電鉄の主要ターミナル駅があり、大阪梅田からわずか一駅という好立地にある。独特の活気と歴史をもつエリアで、レトロな雰囲気の商店街や飲食店街、戦後の復興期から続く文化が根づく一方で、新しい開発も進み、地域の魅力が広がっている。また、映画館やライブハウスなども点在し、文化・エンターテインメントの拠点としても知られる。
「歴史や文化が混ざり合い、多様な人々が共存する十三は、大阪のなかでも特に『ごちゃまぜ感』があります。これを課題ではなく、十三らしさとして生かしながら、地域と関わり合い、エリアの魅力を高めていく場にしたいです」と、株式会社ウェルビーイング阪急阪神の中田雅之さんは話す。
2026年、十三エリアには、市立図書館やまちライブラリー、専門学校を運営する履正社の図書館機能が一体化した施設「わいがや図書館」も新たに誕生する予定だ。単なる読書スペースではなく、地域住民が交流し、多世代が集う場として機能する。

「十三未来会議」は、この「わいがや図書館」と連携し、市民が十三エリアに関わるための機会を提供することを目的にしている。先の1月31日(金)に行われた第1回では、十三の変遷を読み解き、まちの魅力を再確認するために、一般社団法人がもよんにぎわいプロジェクト代表理事/アールプレイ株式会社代表取締役の和田欣也氏、トミータウン商店会会長の中田八朗氏による対談がなされた。



2月8日(土)には第2回の開催を控え、株式会社商い創造研究所・株式会社賑わい創研代表取締役の松本大地氏、株式会社コーミン代表取締役の入江智子氏による対談を予定。地域ブランディングの視点から、十三ならではの価値を考える場をひらく。以降も、2月21日(金)の第3回では、大規模開発と地域住民の関わり方を探るクロストークをひらき、3月1日(土)の第4回では、参加者とともにワークショップを行い、約1年をかけてこれからやってみたい活動を実践するプロジェクトおよびチームを立ち上げていく。
「十三未来会議」は、市民が自らの手でまちの未来を形づくる機会となる。十三に住んでいる人や関心がある人、まちで何かをはじめたい人にとって、絶好のチャンスとなるだろう。ぜひ参加して、新しい仲間とともに十三の未来を考えてみてはいかがだろう。
十三未来会議
1 トークセッション「やっぱすっきゃねん、ごちゃまぜ十三」 ※終了
日時:2025年1月31日(金)19:00~
会場:レッドカーペット
登壇:和田欣也氏(一般社団法人がもよんにぎわいプロジェクト代表理事/アールプレイ株式会社代表取締役)、中田八朗氏(トミータウン商店会会長)
料金:無料2 トークセッション「ナンバー1にならなくていい、オンリー1のまち」
日時:2025年2月8日(土)14:00~
会場:レッドカーペット
登壇:松本大地氏(株式会社商い創造研究所/株式会社賑わい創研代表取締役)、入江智子氏(株式会社コーミン代表取締役)
料金:無料3 トークセッション「のぞきみ十三未来予想図」
日時:2025年2月21日(金)19:00~
会場:レッドカーペット
登壇:山口敬太氏(京都大学大学院地球環境学堂 准教授)、野末奈穂氏(みんなの図書館さいくる館長)、青島一政氏(阪急電鉄株式会社 都市交通事業本部 沿線まちづくり推進部)
料金:無料4 キックオフ「ここから始める、自分のやりたいこと」
日時:2025年3月1日(土)15:00~
会場:履正社国際医療スポーツ専門学校
料金:無料参加方法:各回専用フォームから要申し込み
大阪市淀川区十三東3-21-9
大阪市淀川区十三東1-21-23