
大力拓哉 · 三浦崇志の映画作品『ニコトコ島』『コロ石』『金太と銀次』が、DVD化第1弾として自主レーベルDDDMMMから発売されるのに合わせ、記念の展示と上映会が、肥後橋のCalo Bookshop & Cafeにて開催される。
大力と三浦は、2人組の映画監督として活動。小学生からの幼馴染で、遊びの延長から映画制作を始めた。
監督・出演・構成・音楽など、映画制作の全てを2人で行い、現在までに14本の長・中編映画を制作。
自主製作した中編『ニコトコ島』は、2009年イメージフォーラム・フェスティバルにてグランプリにあたる大賞を受賞。その後も国内外の映画祭などで作品の発表を続けている。
今回は、映画に関連した資料の展示と、映画制作と並行して行っている個人の制作活動として、大力の木版画、三浦の写真作品も展示。
また会期中には展示会場にて、DVDに収録された3作品の上映と監督によるトークが行われるほか、九条の映画館、シネ・ヌーヴォでも2人の作品の特集上映が行われる。
DVD第1弾 作品紹介
『ニコトコ島』 2008/モノクロ/47分
3人の男は船に乗る。 島に着いた3人は、どこへ向かうでもなく、おしゃべりをしながら歩き出す。
モノクロの雄大な風景の中で、不思議でとぼけた旅が始まる。
イメージフォーラム・フェスティバル大賞受賞、ロカルノ国際映画祭など様々な映画祭で上映された、大力・三浦監督初期の代表作。『コロ石』 2010/モノクロ/58分
川辺を歩く1人の男。 そこに突然現れるもう1人の男。 2人は出会い、物語が始まる。
おしゃべりをしたり、妖精に出会ったりしながら、自然の風景と戯れる男3人のおとぎ話。
前作「ニコトコ島」で確立した独自の映画制作法がさらに加速する!!『金太と銀次』 2019/カラー/84分
赤い帽子をかぶったタヌキ?の金太とロボットの銀次は、2日に1度くらい会っている。
山の中で、友達同士の気楽なおしゃべりを楽しんだり、悪口を言い合ったり、何か面白いものはないかと色々な場所を2人でウロウロしたりする。
気ままな会話や散歩に夢中になり、ふと気が付けば、2人だけでなく周りの風景や物もそれぞれが勝手に語り始め、映画は広がっていく。
マルセイユ国際映画祭(FID)で初上映され、その後国内外の様々な映画祭で上映されている。
大力・三浦 12作目の共同制作作品。
会期:2025年4月29日(火・祝)~5月24日(土)
会場:Calo Bookshop & Cafe
時間:12:00~19:00、土曜~18:00、、最終日は〜17:00
定休:日・月曜
※5月5日(月・祝)は18:00まで臨時営業上映会日時:
5月24日(土)19:00~21:00『金太と銀次』
5月25日(日)19:00~21:00『ニコトコ島』『コロ石』2本立て
※25日は上映会のみの開催。展示は24日まで
※上映後、監督2人によるトーク付き
会費:各日1,000円+1ドリンク ※予約優先。予約方法はこちら大力拓哉 三浦崇志 傑作選2025
旧作から劇場未公開の最新作まで、7作品を上映。
日程:5月9日(金)〜11日(日)
会場:シネ・ヌーヴォ
※上映スケジュールなど詳細はこちら
大阪市西区江戸堀1-8-24
若狭ビル5F