
箕面のコンテンポラリーアートギャラリーZoneにて、辻元美穂の個展が開催される。
辻元は1994年大阪生まれ。
主に油彩を用いて抽象表現によって絵画制作を行う。近年は自身のドローイングを元にした不定形キャンバスパネルを作品に使用している。
ステイトメント
個人的なことですが、引っ越しをして小さな庭が身近にできました。日々生えては枯れてを繰り返す植物たち、時々やってくる鳥や虫やカタツムリ。どれもこれも生き物としての存在感はとても強いのに、時間や季節の流れであっという間にいなくなったり、姿を変えたりします。庭は、入れ代わりたち代わり、変化を続けながら、そこに何かが常に存在していて、その空間自体が生きているようにも思えます。
私の絵は、即興的な線や色を重ねていくことによって、支持体の形や画面の上の空間を構成していきます。描いたり消したり、時には支持体を切り落としたり。そんな不安定さをもはらむ変化の中に、自然や生き物そのもののような生命感を作品に表出させたいと思っています。
そしてできることなら、作品が見る人に何かを語りかけるようなものであってほしい。庭で咲く花にどこか懐かしさを覚えたり、小鳥の鳴き声が音楽に聞こえたりする瞬間があるように。–
作家プロフィール
1994年 大阪生まれ
2017年 大阪教育大学 教養学科芸術専攻 卒業
2019年 大阪教育大学大学院 教育学研究科 修了〈主な個展〉
2017年 「今日、そこに生える」(gallery sage/大阪)
2018年 「明るいほうへダイブする」(MU東心斎橋画廊/大阪)
2024年 「In the Nest」(GAMOYONgallery/大阪)
辻元美穂個展 「庭みたいに、さえずるみたいに」
会期:2025年6月21日(土)〜7月2日(水)
会場:コンテンポラリーアートギャラリーZone
時間:12:00〜18:00
定休:木・金曜
アーティストトーク
日時:6月21日(土)16:00〜
箕面市桜井2-10-5
阪急桜井市場内