芸術や芸能と呼ばれる、ある種“役に立たない”とされるものが、端に追いやられてしまう場面が最近よく見かけられます。実際的な利益や数値で文化を測るなんてナンセンスとスルーするだけでなく、そんな事態になっている現在において、私たちが生きるインフラとしての“芸術文化”をもう一度タフに考え、議論することは、これまで芸術文化によって何かしら影響を受け、いろんなかたちで救われた者として積極的にやっていきたいことです。さて、2012年から発行してきたおおさか創造千島財団のフリーペーパー『paperC』が、紙からWebへと移行しました。イベント・展示情報から地域の文化を担う店舗・スポット、活動するつくり手やアーティスト、研究者などなど、大阪の状況を紹介していくWebメディアとして、これからも活動していきます。大阪の芸術文化のいまを考える特集コンテンツもじっくり仕込み中。お楽しみに。
Event
2020.07.13
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陶芸の領域で「工芸とアート」の関わりを追究する若手作家、
野田ジャスミンの個展「湖面に沈む」、KITAHAMA N galleryにて開催。

主に器物作品とそれを用いたインスタレーション作品を制作しているセラミックアーティスト、野田ジャスミンの個展が、北浜のKITAHAMA N galleryにて開催されている。

陶芸の領域で「工芸とアート」の関わりを追究する若手作家、野田ジャスミンの個展「湖面に沈む」、KITAHAMA N galleryにて開催。

野田は、1996年タイ国生まれ。2003年に来日、京都精華大学にて陶芸を学んだ。多面性を持つ現代工芸のカタチを明確にすることを目的に、器物作品を通じて「工芸とアート」の関わりについて言及するような活動を行っている。

2018年より発表する「記憶のスワン」シリーズでは、自身が表現のルーツとする母国タイに実在している、「水平線まで続く一面の蓮池」の記憶の風景をモチーフに、工芸という領域の持つ散漫な多様性を細分化し、中立な存在への再構築を試みている。

今回の個展では、「記憶のスワン」シリーズの6作目となる最新作「湖面に沈む」を発表する。睡蓮の蕾を模した350個の花器を空間にグリッド状に配置し、照明を交えたインスタレーションを展開。会場に伝わる地下鉄の列車の振動や、真上の施設の生活水の流れる音もあえて取り込む。明滅する心象風景のイメージに、現在の自身の心情や社会との関わりの中で抱える「希望」と「不安」の間にある作家自身の感覚を表現する。

野田ジャスミン個展「湖面に沈む」

会期:2020年7月10日(金)〜23日(木)

会場:KITAHAMA N gallery

時間:平日 15:00〜19:00 土・日曜日 13:00〜19:00

休廊:月曜日

観覧料:無料

企画:keshiki.jp 

企画協力:THE BOLY OSAKA

問合:keshiki.jp@gmail.com

KITAHAMA N gallery

大阪市中央区北浜2-1-16 THE BOLY OSAKA B1F

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