
市民や地域が主体となり多様な映画を上映する「コミュニティシネマ」の活動を支援・推進する組織「コミュニティシネマセンター」。2025年7月現在、全国各地のミニシアターや映画祭など、93団体が加盟している。
同センターと加盟団体が、新たに「コミュニティシネマフェスティバル」を立ち上げた。公共的な上映の場、コミュニティシネマの魅力や重要性を広く伝えるため、全国各地のコミュニティシネマが共同で開催する映画祭だ。
記念すべき第1回コミュニティシネマフェスティバルのテーマは、「日韓映画館の旅」。
日本のミニシアターのような、「アートハウス」と呼ばれる映画館は世界各国にあるが、韓国のアートハウス「芸術映画館(アートシネマ)」と日本のミニシアター、コミュニティシネマは、2019年以降さまざまな形で交流してきた。今回のフェスティバルでは、互いの国でまだ公開されていない作品を軸に上映作品を選定。第1期は大阪・福岡での開催となり、大阪では九条のシネ・ヌーヴォにて、2025年11月15日(土)から上映される。
コミュニティシネマフェスティバルvol.1「日韓映画館の旅」
会期:2025年11月15日(土)〜28日(金)
会場:シネ・ヌーヴォ
上映作品:
日本未公開の韓国インディペンデント映画 韓国芸術映画館協会賞受賞作品
成績表のキム・ミンヨン 2022年/96分/監督:イ・ジェウン、イム・ジソン
ロンリー・アイランド 2023年/110分/監督:キム・ミヨン
長孫-家族の季節 2024年/121分/監督:オ・ジョンミン日本未公開の韓国インディペンデント映画 映画館を撮ったドキュメンタリー
ウォンジュ・アカデミー劇場の記録 2023年/101分/監督:キム・グィミン、イ・ミヒョン、チェ・ウンジ
Mr.キム、映画館へ行く 2025年/104分/監督:キム・ドンホ日本映画のインディペンデント映画
Underground アンダーグラウンド 2024年/83分/監督:小田香
1000年刻みの日時計 牧野村物語 1986年/222分/監督:小川紳介関連企画:1950年代韓国映画傑作選
韓国の国立映画アーカイブである「韓国映像資料院」が創設50周年記念事業としてレストアした1950年代の韓国映画の傑作7作品を上映。※上映作品の詳細、上映スケジュールは劇場Webサイトにて
料金:一般1,600円、シニア1,300円、学生・会員1,200円、高校生以下・ハンディキャップ1,000円
※回数券・招待券使用不可会期中イベント
11月15日(土)
12:30『Mr.キム、映画館へ行く』上映後、キム・ドンホの舞台挨拶とQ&A16:50『成績表のキム・ミンヨン』上映後、トーク
ジュヒ氏(韓国「アートナイン」副代表)、イ・ジェウン、イム・ジソン(『成績表のキム・ミンヨン』)、小田香(『Underground』)11月22日(土)
12:00『ウォンジュ・アカデミー劇場に記録』上映後、舞台挨拶
ゲスト:キム・グィミン監督11月23日(日)
10:00『洛東江』上映後、ミニ解説
ゲスト:オ・ソンチ(韓国映像資料院)、キム氏(韓国映像資料院)
大阪市西区九条1-20-24



