山の尾根道を辿り、その景色に融け込むようにぼくは絵筆を奮う。
未知の眺めをもとめて。奈良田晃治
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奈良田晃治は1982年大阪生まれ。2006年大阪芸術大学を卒業。2009年より現在まで関西を中心に絵画作品の発表を続けています。旅先の風景や古い写真に写る人々をモチーフにして、画面における地と図の関係や、グレージング技法によって生まれる偶然性を利用した作品を制作してきました。
描いては消すという行為のくりかえし、それは偶然をはらんだ形象を追い続けることで未知の美しさと出会う軌跡、痕跡としての絵画。
「稜線散策」、本展のタイトルは作家がモチーフとなる風景をもとめ山道を行くときに、ふと道を見失い林間に迷うも、進むべき方向あれこれと探るうちに思わぬ風景に出会うことがある、踏跡を筆跡になぞらえば「稜線散策」とは「描線模索」といったような意味合いです。
奈良田晃治のまなざしは、日々の暮らしとそこから遥か離れた山の景色を、彼の歩みのようにナイーブな筆づかいでゆるやかに繋いでくれます。(toyono gallery vitokuras)
会期:2025年11月22日(土)~ 12月14日(日)
会場: toyono gallery vitokuras
時間:12:00〜18:00
休廊:火〜木曜
料金:入場無料
大阪府豊能郡豊能町吉川210-1
※阪急宝塚線梅田駅から急行で川西能勢口駅、能勢電鉄に乗り換え妙見口駅下車、徒歩7分
※貸し駐車場は3台分あり。要予約







